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守りたいもの ページ9

Aは既に

京極屋を出ていた。

無惨が吉原にいたことは既に

Aは蕨姫に狙われていたこと。

善逸を置いていくのは

苦渋の決断だったが、これが最善だと判断した。

Aは吉原に着く際、血鬼術で使い魔を作り

街全体それぞれに配置していた。

おかげで無惨が吉原に入ってきた情報はAに

届き、自分の分身を無惨に殺させた。

(これからどうする?宇髄さんに報告する?いや、

無惨はもう吉原を出る頃だ。他の鬼殺隊員は蕨姫

が殺すと考えてるだろうし、私の勧誘に失敗した。

善逸はもう蕨姫に殺されて…いや、無惨が産屋敷邸

を探しているなら蕨姫にもそれを手伝わせる。

善逸は殺されてないだろうけど、拷問はされて

いるかもしれない。)

Aはしばらく考え、歩き出す。

「もう今夜には荒れるな…その前に宇髄さんの

嫁さんたちが生きてたと前提して見つけなきゃ」

烏を模した使い魔を作り、宇髄の所へ行ってもらう

もうAは京極屋に戻れなくなった。

なら吉原に巣食う鬼の正体を記した手紙と

嫁3人を見つけ出すとだけ書いた手紙を烏に託す。

そしてAは切見世と呼ばれる最下級の遊女たち

がいる場所に来ていた。

小さな小鳥がAをある家に案内する。

中に入ると帯で拘束された女がいた。

女は驚いたように目を開く。

Aは人差し指を口に当てて

脇差で鬼の帯を切る。

解放された女はそのまま床に倒れ込んでしまう。

「雛鶴さんですね?」

「…っ、はい。」

どうやら毒が身体に回っているらしく、息も苦し

そうだ。

「すみませんが私は解毒剤を持っていません。

術で軽くできるぐらいなので、それで持ちこたえ

られますか?」

雛鶴はこくりと頷き、ある男の名を口にする。

「天元様は…」

「無事です。だから安心してください。私が言っ

ても信じられいでしょうけど、鬼は絶対に殺し

ます。あなた達が残してくれた情報を無駄には

しない。」

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かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月6日 10時) (レス) id: 3bbaf93e64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月 | 作成日時:2019年5月6日 10時

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