約束 ページ47
「紅葉
貴方、どうするの?」
Aは紅葉の
元を訪ねていた。療養中ずっとAやいなくなった
真白や楓の任務を全てこなしてくれていた。
「もう、ここにいる必要もない。そう仰りたいの
ですか?」
「…貴方にはその権利があるし、産屋敷も止めない
でしよう。それに復讐する権利も。」
「もうそういうのは結構ですよ。
私は誰かの御身を守るのではなく
誰かの願いを守るのが目的でした。
その結果、主人が死ぬのは覚悟していましたし、
楓に関してもきっと…報われたと思います。
黒死牟の細胞によって造られた彼女は他の半妖たち
より不安定な半妖でした。いつ寿命がきてパタリと
死ぬのもおかしくなくて、そんな中最後に誰かの役
に立てたことは救いです。
2人とも、貴方を守れて良かった。
だから2人が残した貴方を捨ておくには私には
できない。どうか最後まで貴方に仕えるのをお許し
ください。」
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紅葉の元を離れ、Aは柱稽古へ向かう。
すると行く先である人物とすれ違う。
「こんにちは。」
「しのぶさん…こんにちは。」
「傷はもう大丈夫そうですね?」
「はい…しのぶさん。」
「なんですか?」
「…いいえなんでも。」
「そう言えばお館様が呼んでいましたよ。
話があると。」
「話?私にですか?」
「まぁ色々あるでしょうし早く向かうように。」
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かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月6日 10時) (レス) id: 3bbaf93e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月 | 作成日時:2019年5月6日 10時