愛と憎悪は紙一重 ページ4
「で、
遊郭近辺の家に
来たわけですが…
柱の貴方が動くということは何かしら動きがあっ
たってことですよね?例えば……遊郭に潜入して
いた鬼殺隊員からの定期連絡が途絶えたとか。」
「あぁ、そうだ。けど潜入しているのは鬼殺隊員
だとも言えるが、その前に俺の嫁だ。」
そう言って宇髄は今までに送られた報告書を
渡してきた。かなりの量だ。
「これだけの量を1人で?」
「俺の嫁は3人いる。」
「へー。」
「は?」
Aはなんともないように、
善逸は口を開いてワナワナ震えている。
「遊郭に潜入したらまず俺の嫁たちを探せ。
俺も鬼の情報を探る。」
「お、おい待てよ…3人の嫁?」
「ん?」
「なんで3人も嫁がいるんだよっ!ざっけんな!!
おごぇっ!!!?」
善逸は宇髄に腹パンをされた。
「何か文句あるか?」
「ぐっ…Aさん、何か言ってください。」
善逸がお腹を苦しそうに抱えてそう言った。
「世界には宗教の影響などで一夫多妻制を禁止
していない国もありますから、私は別に…。」
そう言ってAは報告書に目を移す。
善逸は床をだんだんと悔しそうに叩いている。
「…天元さん、遊郭に潜入と言いましたね。」
「そうだが…まぁ、お前はよく見たら上玉ぐらい
の顔だからいけるだろ。」
「なんの話ですか?」
男たち3人組が目を見合わせてこちら側に問う。
すると藤の家紋を持つ主人が部屋に入ってきた。
「どうぞ、こちらになります。」
「あぁ、どうも。」
大きな箱には女の着物が4人分用意されていた。
つまり、Aを除く炭治郎たちは女装をして
遊郭に潜入することになる。
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かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月6日 10時) (レス) id: 3bbaf93e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月 | 作成日時:2019年5月6日 10時