◇契約その305 ページ5
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裕翔Side...
「やべっ、アイツらに模擬店の業者さんにも
連絡してほしいって頼むの忘れたわ。」
「おい、もう職員室行っちゃったぞ。」
裕翔「いいよ、じゃぁ俺が伝言してくるから。」
「わりぃ、助かるわ。」
そんな感じで朝の登校で少し混み合う廊下と階段を
抜けて職員室に向かうと
クラスの女子の後ろ姿を見つけた。
裕翔「ねぇさっきのなんだけど……って、どうしたの?」
何となくだけどその場からただならぬ雰囲気を感じて
「裕翔こそ……どうしたの。」
裕翔「いや、さっき担任にお願いしてもらうので
伝え忘れたことあったから
追いかけてきたんだけど……」
少し遠慮がちに声をかけたら
そいつらの後ろに見えた
いつもより小さく見えた彼女の姿。
俺らの野郎連中ならともかくとして
女子連中と何か接点あったか?
不思議に思って尋ねたら
いつもはニコッとした笑みを向けてくれるのに
「ただちょっとしたお話してただけです。
お先に失礼します。」
ただ一礼をして俺の横を通り過ぎていってしまった。
「ねぇ、裕翔。伝え忘れたことって何?」
声をかけられてハッとする。
裕翔「あぁ……あの模擬店の業者への連絡も
頼んでおいてって。」
「はいはーい。じゃぁ先生にそう伝えておく。」
「わざわざ伝えに来てくれてありがと。」
裕翔「あー、うん。
つーか、あの子と何立ち話してたの?」
「なになに。その言い方……
嫉妬する彼氏みたいだね、裕翔。」
「もしかしてあの子のこと好きだったり?
あ、もしかして彼女とか……」
裕翔「俺をからかうなよな。ただ……
接点なさそうだから、お前らと。
おとなしい子だから何か不思議で。」
「ははは、何それ。
うちらがうるさいみたいじゃん!」
「裕翔、ひっどーい。
うちらだってあーゆー後輩と話したくなる時
あるんだからね。」
あっかんべーとわざとらしくすると
そいつらは集団で職員室に行ってしまった。
どうも腑に落ちないところが多いけれど
でも確かに俺が知らない交友関係があって当たり前
教室に戻り朝のSHRを終えて再度作業に
取り掛かっていると
デジタルカメラ片手にあの子が顔を覗かせていた。
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おんぷ(プロフ) - 麗さん» 数多くの作品があるなか本作品を見つけて読んでくださりありがとうございます。感情移入して読んでくださっているなんてとても嬉しいです。お褒めの言葉まで頂いて…これからもそう言っていただけるようにがんばります！！ (2018年11月29日 18時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - るんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます(*´艸｀*)何度も読んでくださっているなんて何度感謝の言葉を述べたらいいのか。これからもキュンキュンしてもらえるようにがんばります！！ (2018年11月29日 18時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 今日見つけて一気に読みました。胸が何度もドキドキしたり、涙が溢れたり、おんぷさんのこの契約彼氏は色んなモノが詰まっていてイイなと思いました!これからも頑張ってください。 (2018年11月20日 3時) (レス) id: 9baab70cb8 (このIDを非表示/違反報告)
るん - 更新ありがとうございます！いえいえ…好きすぎて更新チェックを毎日しているほどです。笑)あと繰り返し最初から読んでは知っているのに何度でもキュンキュンさせていただいています。笑)涼介先輩の不意打ち胸キュンにやられまくってます。更新待ってます！応援してます (2018年11月19日 0時) (レス) id: dd74c697a0 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - りんごさん» こちらこそ更新のたびに読んでくださりコメントを下さりありがとうございます！いろいろな人間関係が交錯していきますので楽しみにしていただけると幸いです。 (2018年11月17日 19時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2018年7月26日 16時
