結末 ページ21
瞳「救護を要請します。」
源「佐久間…、佐久間！」
鬼「っ……！影山あああああぁぁぁ‼‼‼‼」
A「染岡さん‼大丈夫ですか！！？」
染「このくらい…たいしたことねぇよ……」
いつもと違い、弱々しい声。
骨折とかじゃなければいいけど…
A「すぐに手当てを……っ！！？」
突然大きな爆発音がし、潜水艦が大きく傾き始めた。
何…っ！？
「全員脱出しろ‼‼」
潜水艦の上を飛ぶヘリコプターから、
男の人が私達にむかって叫ぶ。
まさか…沈んでるの！？この潜水艦……‼‼
吹「染岡くん、立てる？」
染「あぁ…つっ！」
士郎にぃが肩を貸しながら、
2人は出口へと向かって行く。
ふと、ベンチでキョロキョロと辺りを見回す、
春奈ちゃんが目に入る。
A「春奈ちゃん‼」
音「Aちゃん…！」
円「どうかしたのか！？」
音「お兄ちゃんが…お兄ちゃんがいないんです‼‼」
円「……まさか！」
1人で影山の所へ…！！？
A「私、連れ戻しにいってきます！」
円「A！」
私が走り出そうとした時、円堂さんに腕を掴まれる。
円「あいつなら大丈夫さ！
とにかく、俺たちは早くここから出よう‼」
音「でも…」
こうしているうちにも、どんどん潜水艦は沈んでいく。
時間がない…
A「行きましょう春奈ちゃん。
円堂さんの言葉を信じて、
今は早くここから脱出しましょう！」
音「Aちゃん…」
不安げな顔をする春奈ちゃんの手を引き、
私達も外へと走り出した。
その後。
私達は救命ボートの上で潜水艦が、
大きな水しぶきを上げて沈んでいくのを見届けた。
鬼道さんはあのヘリコプターに乗っていた男の人に、
助けてもらい、無事だそうだ。
でも影山は潜水艦と共に海の中へ…
A「………」
佐「体、治ったら…またサッカー、一緒に…
やろうぜ……。」
瞳子監督が呼んだ救急車に運ばれていく、
源田さんと佐久間さん。
…本当にこれしか、結末はなかったのかな？
そう悔やんでも、もう遅かった。
私達は2人を乗せた救急車の姿が見えなくなるまで、
ひたすらその方向を見つめ続けた。
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マルコス - 最高すぎて最高。←語彙力が...。続きが楽しみです!更新頑張ってください(^.^) (2018年12月19日 19時) (
レス) id: 6de33aab01 (このIDを非表示/違反報告)
うんこ - たなてす (2017年3月19日 13時) (レス) id: dd9507db97 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 続編おめでとうございますっ!! 黒メイドさんの作品とっても面白いです。これからも頑張ってください(^^) (2016年12月12日 17時) (レス) id: c59eed3870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒メイド | 作成日時：2016年12月11日 20時
