時131 ページ38
男の人達はボロい、
怪しい建物の中に入っていった。
入口の上に飾ってあるのは……動物の骨？
角が生えてるから、多分鹿の骨……。
間違いない、白鹿組だ……！
私は音を立てないように建物に近づき、
窓から中の様子を窺った。
太「っなせ‼離せよ‼‼」
「黙れ！静かにしていろ‼」
A「っ！」
太助…！？昨日の男の子達も……‼‼
白鹿組は、太助達の両腕をロープで縛る。
どうしよう……。
今の私には、白鹿組を相手にできる武器を持ってない…！
皆を呼んでくる？
でもその間にまた何処かへ逃げられたりしたら…！
？「大量ですね♪
今回は何処に売り飛ばしちゃおうかな〜？」
A「っ！」
この声は……‼
もう一度窓から中を覗く。
赤い布で顔は見えないけど、
あきらかに女が一人紛れ込んでる…
確かあの子、暴れ馬の時も気の影にいた…‼
？「………ところで、
鼠が一匹、着いてきてるみたいですけど…？」
A「っ！」
あの子と目が合う。
ヤバい…‼
私は急いで窓から離れた。
「いたぞ‼」
「捕まえろ‼‼」
白鹿組がどんどん中から出てくる。
私は林の中に逃げ込んだ。
足の速さじゃあいつらが速いに決まってる…！
だったら……‼
「何処に行った！？」
「探せ‼町に逃げられると厄介になるぞ‼‼」
A「………っ」
なんとか、木の影に隠れてやり過ごせたみたい…。
あの人数的に、
今あの建物の中で見張っている人はいないだろう…。
あの子を除いたら。
A「……太助達を太助に行かなきゃ…‼」
もう一度あの建物の側に近づいた。
入口の前で、人がいないかを確認する。
……よかった、あの子はいないみたい…。
私は中に入った。
太「っ！お前は…‼‼」
A「しっ！今ロープをほどくから‼」
私は太助達の後ろにまわり、ロープをほどこうとする。
なにこれ、かなりきつく縛ってある…。
刃物とかあれば便利なんだけど…。
？「あらあらぁ…
まさかそちらからいらしてくれるとは。好都合です♪」
A「っ！！？」
その声がしたと同時に、後頭部に鋭い痛みが走った。
太「Aっ‼‼」
目の前が…ぼやけてくる…。
最後に見えたのは、妖しく笑うベータの笑みだった。
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kagura - 黒メイドさん» イラスト載せること出来ました！本当にありがとうございます！！ (2016年9月6日 21時) (
レス) id: c9015eef8b (このIDを非表示/違反報告)
黒メイド(プロフ) - ああああさん» ありがとうございます！私もまだ見てくれる人がたくさんいてうれしいです！ (2016年9月6日 19時) (レス) id: 318ba380fe (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - いまだに書いてる人がいて驚きました。ファンとしてすごくうれしいです。これからもぜひお願いします！ (2016年9月6日 17時) (レス) id: d656a1ca5c (このIDを非表示/違反報告)
kagura - 黒メイドさん» ありがとうございます！！機械オンチなものd((殴 ありがとうございます！助かります！ (2016年9月5日 18時) (レス) id: c9015eef8b (このIDを非表示/違反報告)
黒メイド(プロフ) - kaguraさん» 私もあまり良くわからないんですけど…「現在画像の制限があります」的な文の下に「それでも使いたい方はこちら」という文があるので、そこを押してみてください！ (2016年9月5日 15時) (レス) id: 318ba380fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒メイド | 作成日時：2016年8月15日 23時
