【2j3j】私の妻を自慢したい。 (ページ6)

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「あらぁ…バレちゃったんですか」

　
「はい………すみません…」

　
「ふふ、大丈夫ですよ…………………きっと」

　
「きっとってなんですか！？」

今日あったことを正直に話すと、Aは案外すんなり許してくれた。

私がライバーになるときにした約束事を破ってしまったにも関わらず。

　
「でも、今のところ御三方も匂わせるような配信はしていませんし……田角社長にはもう知らせているので、発表しなければいけないのも時間の問題ですね」

　
「そうですよね………」

「まぁまぁ、連絡が来るのを気長に待ちましょうか」

　
「いや、気長に待っていては駄目でしょうよ」

　
「あれ、そうですか？」

　
「せめて少しは焦ってくださいよ…」

　
頭を疑問符を浮かべているAは無視して、そろそろご飯にしませんか、と捲したてる。

するとAはそうですね、と返事をして台所へ駆けていった。

……まあでも、Aの言う通り気長に待ったほうが楽なのかもしれませんね。

　
さて、私は着替えてきましょうか。

ずっとスーツのままなのも気が持ちませんし。
　

　

　
「あ、ハヤトさんは御赤飯にしますか？」

　
「…………一応聞きますが、それは何故？」

　
「？既婚がバレた記念に」

　
「はぁ…………まったく、貴方って人は……」