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神「おはよ〜」
岸「おはよー、廉」
「……おう、おはよう。」
今日も少しずつ賑やかになっていく楽屋。
ジン、岸さん、
高「おはよ〜っ」
海人、………
「………紫耀は？」
神「あー、なんか寄り道してから行くって言ってたよ」
寄り道て……
溜め息をついて、小さく肩を落とす。
またこれや。
あれ以来、いつもこうや。
俺には触れなくとも、必要以上に喋らんくても
それでも、挨拶だけはちゃんとしてたし
一緒の空間におることくらい
全然大丈夫やったはずやのに。
.
あれから紫耀は、
現場に来ても、ふらっとどっかに行って
出番の直前に、やっと戻ってきて
仕事を終えたら、息つくこともせんと
あっという間に帰っていく。
なんやったら、帰りの車も待たずに
タクシーで一人で帰ることさえあって。
そんなに俺と一緒が嫌か、おい。
そんな風にイライラしたのも最初だけ。
あの時の紫耀を思い出せば
文句なんて言えるはずもなかった。
なんであいつがそんな事するかなんて
わかりきってるから。
「はぁ………」
大きな溜め息をつく俺を
メンバーがちらちらと見てくる。
俺らの空気になんとなく気付いてるはずやのに
何も言わんといてくれてるのは
有難い反面、申し訳ない。
別に紫耀に怒ってるとかじゃないし、
喧嘩……でもない。
でも、仕事中に紫耀と目が合う時
言葉を交わさなあかん時
自分の顔が引き攣ってる自覚も正直あって。
仕事に影響させたらあかんのに。
紫耀が今ここにおらんのは
俺がそんな風になるからやのに。
あいつは精一杯、
"いつも通り"でいようとしてくれてる。
あいつは優しいから、
俺のことを思って、俺から離れてくれてる。
わかってるのよ。
でも、不安でたまらんかった。
何かの拍子に、風船が割れるみたいに、
糸が切れるみたいに
紫耀がそのままどっかに行ってしまいそうな気がして。
あの時、俺の声を無視して出て行ったみたいに。
どうするのが、正解なんかな。
きっと紫耀本人も出せてないであろうその答えを
俺は探し続けてる。
.
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あい(プロフ) - こんにちは！二人の関係に目が離せません、（ ; ; ）次章も読ませていただきます！！！素敵なお話をありがとうございます♪ (2022年4月29日 13時) (
レス) @page46 id: 74fb46b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(;_;)次章に移行しましたのでぜひまた読んで下さいね！ (2021年1月11日 0時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
あい - こんにちは！続きが凄く気になります！！更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2021年1月9日 8時) (レス) id: 42acba34ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 青苺さん» コメントありがとうございます！楽しみにして頂いて嬉しい限りです、、！更新がマイペースで、いつ完結するのやらって感じですが、頑張って書いていきますのでぜひまた読んで下さいね。 (2020年12月11日 22時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - ななみさん» コメントありがとうございます！一気読み嬉しいです。更新がんばりますね！ (2020年12月11日 22時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ
| 作成日時：2020年10月24日 22時
