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高「れぇん、また紫耀にナデナデされてたでしょ？」
スタジオに向かっていると、
海人がまとわりついてくる。
海人は俺と紫耀が絡むだけで色めき立って、
ほんまにただのファンみたいやわ。
「あー、まぁ」
高「もうマジで一回でいいからカメラの前でやってほしい！絶対やばいから！」
カメラの前ねぇ……
目が合ったとかちょっと寄りかかったとか、
それくらいの事でも
ファンは俺と紫耀の絡みを喜んでくれてるから
そら、さっきの楽屋での光景を電波に乗っけたら
ものすごい騒ぎになるやろうけど。
そうや、あれはもう、1年以上前
一回だけ、雑誌にそれが載った事があった。
─────────
撮影終了後、
平野さんが永瀬さんに「お疲れさま」と声を掛けながら
そっと頭を撫でていて、
その光景にスタジオは癒されたのでした。
─────────
写真も何もない、編集後記のその一文だけで
ファンが大騒ぎになったのは俺も覚えてる。
撮影後にグダグダ喋っとった時やから
俺も紫耀も、あの一瞬を見られてたなんて自覚もなかった。
たぶんそれからや、
紫耀が、俺に触れる場所やタイミングを
少し選ぶようになったのは。
でも、なんとなくその気持ちがわかったから
俺も何も言わんかった。
面白がられるのは癪やったし
そもそも俺と紫耀は
ファンを喜ばすために絡んでるわけちゃうし！
……みたいな？
メンバーもそういう気持ちをわかってくれてたんやと思う。
"紫耀が、ふとした時に俺に触れる"
その事だけは
誰もおおっぴらに言うたことはなかった。
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高「いいなぁ、俺も誰かに頭撫でてほしーい」
「紫耀に頼めばいいやん」
高「うっぜえ！マウント取んな！」
「取ってへんわ！」
なんやねん、マウントて。
高「そもそも紫耀は、廉以外にあーやって頭撫でたりしないもん」
「そぉかぁ？」
高「うわ自覚ないの？うっぜぇ〜〜！」
高らかに叫ぶ海人にうるさい、と一発ツッコむ。
まぁそう言われれば、そうかもしれへん。
でも、紫耀が俺の頭撫でるとか、もうずっとやってる事やし。
別に今さらどうこう言う事でもないやん。
ほら、あれや。
そこに山があるから！みたいなやつやろ。
『え？別に、そこに廉がいたから撫でた』
うん、あいつめっちゃ言いそうやん。
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あい(プロフ) - こんにちは！二人の関係に目が離せません、（ ; ; ）次章も読ませていただきます！！！素敵なお話をありがとうございます♪ (2022年4月29日 13時) (
レス) @page46 id: 74fb46b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(;_;)次章に移行しましたのでぜひまた読んで下さいね！ (2021年1月11日 0時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
あい - こんにちは！続きが凄く気になります！！更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2021年1月9日 8時) (レス) id: 42acba34ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 青苺さん» コメントありがとうございます！楽しみにして頂いて嬉しい限りです、、！更新がマイペースで、いつ完結するのやらって感じですが、頑張って書いていきますのでぜひまた読んで下さいね。 (2020年12月11日 22時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - ななみさん» コメントありがとうございます！一気読み嬉しいです。更新がんばりますね！ (2020年12月11日 22時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ
| 作成日時：2020年10月24日 22時
