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紫耀を見つめながら、
爆発しそうな気持ちを必死に抑える。
「……紫耀って、そういうの偏見ある奴やってんな」
『………』
「いや、ちゃうわ、別にそれはええわ、個人の考えやし」
そう、俺が腹立ったんは、そういう事じゃない。
「セイタはめっちゃ真剣に言うてくれてんで？それをお前がそんな風に言う権利どこにあるん？」
『……男に告られてもどうせ、』
「男とか女とかちゃうって！人の真剣な気持ちを馬鹿にすんのは違うやろ？」
『………』
「最低やな、お前」
これ以上は、
俺もえぐいぐらいキツい言葉を言ってしまいそうで
口を閉ざしたけど
紫耀もそれっきり、言い返してこなかった。
それから、紫耀は
まだ少ししか口つけてないパスタを乱暴に袋に入れると
同じくらい派手な音をさせてゴミ箱に投げ入れて
そのまま楽屋を出て行ってしまって。
静寂に包まれる楽屋に
怒りが少しだけ、悲しさに変わる。
「……なんやねん、」
俺が紫耀のこと知らんかっただけやって思っても
ショックな気持ちが消えない。
何であんな言い方。
……何で、あんな顔。
出ていく直前、
イライラが全面に広がる紫耀の顔に、少しだけ見えた色
……辛そう、に、見えた。
……なんやねん。
悲しいんはこっちや……
.
高「おはよ〜、あれっまだ廉だけ？」
「………」
高「あれ？荷物ある。紫耀は？トイレ？」
「……知らん」
冷たい言い方になった自覚はあったけど
海人は特に気にした様子もなく
ふうんと呟いて、ソファーで寛ぎ始めた。
.
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……その日、俺と紫耀の雰囲気は最悪で。
もちろん、仕事中は会話もすれば
笑顔も交わすけど
それ以外では全く喋らず
紫耀が俺に触れることも、一度もなかった。
メンバーもなんとなく気付いてたっぽいけど
変に探る事は誰もして来んくて
逆にいつも通りにいてくれてる感じが
申し訳なく思ったくらいやった。
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あい(プロフ) - こんにちは！二人の関係に目が離せません、（ ; ; ）次章も読ませていただきます！！！素敵なお話をありがとうございます♪ (2022年4月29日 13時) (
レス) @page46 id: 74fb46b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(;_;)次章に移行しましたのでぜひまた読んで下さいね！ (2021年1月11日 0時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
あい - こんにちは！続きが凄く気になります！！更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2021年1月9日 8時) (レス) id: 42acba34ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 青苺さん» コメントありがとうございます！楽しみにして頂いて嬉しい限りです、、！更新がマイペースで、いつ完結するのやらって感じですが、頑張って書いていきますのでぜひまた読んで下さいね。 (2020年12月11日 22時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - ななみさん» コメントありがとうございます！一気読み嬉しいです。更新がんばりますね！ (2020年12月11日 22時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ
| 作成日時：2020年10月24日 22時
