君の元へ〈紫〉２

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永「ええな〜、岸さん。めっちゃちゃんとした子やん」







Aが買い出しに行って






"俺もデザート買ってくる〜！ "と




後を追うように海人が出て行ったあと

廉がそう零す。







『うん。ほんといい子なんだよね』



永「料理作って待ってるし、ドッキリにも乗ってくれたし、俺らでバーッて盛り上がっててもずっとニコニコしてるしさぁ。

しかも気ぃ付いたら飲みもんついでくれてたり、ちょこちょこ片付けとかもしとったやろ？」



神「あーそれ俺も思った。しかもすごいさりげないっていうか」



永「そおそお！いろんなとこ気ぃ付く子よね」



神「俺らのことも変に意識しないで普通に接してくれてたしね」










うん、Aも最初こそ緊張してたっぽいけど



まぁ、不本意ながら！

一緒に俺にドッキリ仕掛けるのからスタートしたわけだし




フレンドリーな海人を筆頭に

だんだんと打ち解けていったみたいで



なんか、不思議な感覚だったなぁ……





目の前でAとメンバーが喋ってんの見て

ほんとに彼女紹介してんだな〜とか思ったりして。







それに、メンバーみんなも

Aのこと気に入ってくれたみたいで、嬉しいな。




認めてもらう、って言うと変だけど

自分の彼女が褒められて、嫌な男はいないよね。







まぁ、あんまり仲良くなられたらちょっと妬くけど。



今日が初対面とは思えないくらい

Aもみんなとすげえ喋ってたし





海人が発端ではあったけど





こういう時間作れて、ほんと良かったな……

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