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デビューするってなったら
当然女関係のこととか言われるんやろなーとは思ってたけど
「特に平野、」
「今さら言う必要もないと思うけど、事務所はお前に───」
はぁ？
何言ってんねんこのおっさん
なに紫耀に集中攻撃してんねん
んなもん、本人が一番わかってるに決まってるやろ
しかもこいつには、Aがおんのよ
大事な彼女がおるのよ
「やめましょうよ、そーいうの。気を付けなあかんのは全員一緒やないすか」
俺なりに、フォローしたつもりやったのに
おっさんのしょーもない話が終わって、会議室を出た後で
神「紫耀は？今彼女いたんだっけ？」
『………、いや…………』
「えっ？」
は？
え？どういうこと？
は？別れたって事？
そんな訳ないやろ？
「おい紫耀っ、お前、Aは？」
『………』
「………別れたん？」
黙り込む紫耀に、何も言われへんかった
というか、それ以上喋らしたら
今にも泣きだしそうな顔しとったから
事務所に個別で何か言われたんかな、とか
どうなんかな、
ほんまに別れたんかな、とか
ずっと気にはなってたけど
高「ねぇしょお〜、紫耀は彼女いないのー？」
『何、急に。いないよ』
高「何で作んないの？」
『作んないんじゃなくて出来ないの』
高「えー、紫耀で出来ないんなら俺一生出来ないじゃん！」
『なんだよそれ。笑』
海人の無邪気な質問にも
全然動じんと答えるようになってたから
あぁ、ほんまに別れてしもてんねやなって
なんか勝手に納得はしたんやけど
でも、ずっとAの存在は気になっとって
今どうしてんねやろ
幸せにしとったらええけど、なんて
会った事もない、人の元カノの幸せを願ったりしとってんで？
.
.
やから、
「───え、待って。自分、"A"？」
名刺に書かれた名前見て、死ぬほどびっくりした
もちろん、同じ名前なだけの可能性もあるし
会話したのもそん時が初めてやけど
きっとあの"A"やっていう確信も、なぜかあった。
俺への態度？っていうんかな？
普通のスタッフさんとも何となく違うし、
かといって俺のファンとかって感じでもないし
たぶん、そこはあの子も無意識やったと思うけど。
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yamayama0509021(プロフ) - とても面白かったです！！！番外編というか、続きが見たいです、、事務所に怒られたりするとこや、メンバーに紹介したらなんかまたゆうみさんの描く作品を拝見させていただきたいです、、 (2021年1月9日 10時) (
レス) id: f5163d79d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - ななみさん» コメント下さり有難うございます(^^)廉くんはただの良い人でした笑。他の作品もぜひ読んで頂けましたら嬉しいです！ (2020年12月11日 22時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 素敵な作品を読ませいただきありがとうございました。廉君のアシストが絶妙でした。他の作品も是非読ませてください。 (2020年12月10日 3時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
莉帆(プロフ) - こちらこそほんとに嬉しいです！いつでも待ってます！ (2020年9月14日 15時) (レス) id: f844b9dad0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 莉帆さん» コメント頂きましてありがとうございます！嬉しいです(^^)番外編、良いですね！どこかでその後が書けたらとは思っていたので、検討させて頂きます。ありがとうございます(^^) (2020年9月14日 3時) (レス) id: f4acf235ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ
| 作成日時：2020年6月9日 20時
