第83話 ページ41
殺せんせーとイトナ君には共通点が多い。
本当に兄弟?
でも、イトナ君は見た感じ人だし…。
放課後、殺せんせーとイトナ君の一騎打ちが始まった。
その最中にイトナ君が見せたのは、
殺せんせーと同じ“触手”だった。
それを見た殺せんせーの顔は真っ黒になり、
「どこでそれを手に入れたッ!!その触手を!!」と言う。
殺せんせーの激怒りを初めて見て恐怖が込み上げてきた。
一騎討ちは、殺せんせーの弱点をついたイトナ君優勢だ。
だけど、やはり殺せんせーには一歩届かず、
同じ触手を持っているイトナ君の弱点も殺せんせーと同じ。
弱点を突かれたイトナ君の負けで幕を閉じた。
精神状態が安定しないということで、
イトナ君はしばらくの間、休学することになった。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿
イトナ君のことで大事なことを忘れてた…。
「あのさ、いい加減止めない?この距離感」
いつもの電車。
いつも決まって座る席。
だが、今日は私とカルマ君の間に人1人分の距離を開けて座っている。
この距離を詰めろって?
無理無理!
緊張し過ぎて呼吸忘れちゃうって!!
「もしかして、今朝のこと怒ってんの?」
「ち、違う、けど…」
「じゃあ、隣り行っていい?」
私は全力で首を横に振った。
もちろんカルマ君が良い顔をする筈がない。
ど、どうしよう…。
好きって意識しただけなのに。
こんなにもドキドキして、上手くいかないもの?
「っ…!!?」
「強行突破」
私との間を詰めたカルマ君はニッと笑う。
いつもの距離なのに。
私の心臓はおかしなぐらい跳ねあがって、
見慣れたカルマ君の顔を見上げれば、
どんな人よりもカッコいい。
好き…なんだな。
カルマ君のこと。
好きな人が傍にいると感じ、
私の頬は自然に緩んでいく。
いつの間に、こんなに好きになったんだろう。
「どーしたの、そんな嬉しそうな顔しちゃって」
「えっ…な、何でもない!」
「え〜、本トかな〜?」
今日、カルマ君が私の中で、
友達から、“好きな人”に変わりました。
.
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ミッキー(プロフ) - あけびさん» 私もこんな子をイメージして日々書いています(*´∀｀) (2015年4月14日 20時) (
レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 蓮華さん» 光栄です(*´∇｀*)ありがとうございます！ (2015年4月14日 19時) (レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
あけび(プロフ) - お話面白いです！絵うまいですね(*^^*)こんな子をイメージして読んでいたので、作者さんの描写の上手さを感じました。尊敬します！頑張ってください (2015年4月12日 0時) (レス) id: 42d555bd8d (このIDを非表示/違反報告)
蓮華 - イメージぴったりで、ビックリしました♪羨ましい限りです (2015年3月20日 20時) (レス) id: 14f33ca9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 蓮華さん» 皆様のイメージが崩れないか心配でしたが、そう言って頂くととてもありがたいです(ノ´∀｀*) (2015年3月20日 20時) (レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミッキー
| 作成日時：2014年1月16日 23時
