第49話 中間テストの時間 ページ4
中間テスト目前…なのだが、
「学校の中間テストが迫って来ました」
「そうそう」
「そんなわけでこの時間は」
「高速強化テスト勉強を行います」
教室内に無数にいる殺せんせー。
どうやらこの超生物は超スピードで分身も出来るみたい。
1人ずつマンツーマンで教えてくれるのは、
正直ありがたい。
隣りの寺坂君だけ特別コースとしてNARUTOを強要された。
特別なのは分かるけど、なぜにNARUTOなのだろうか…。
そこはあえて深く触れないことにした。
＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
放課後。
殺せんせーに出すプリントを出し忘れていたことに気づき、
急いで職員室の方へ向かうと、渚君が職員室を覗きこんでいた。
「渚君…？」
「！Aちゃん」
渚君が何を見ていたのか気になった私は、渚君と同じように職員室を覗きこんだ。
「っ…！」
職員室にいる人物を見て息を呑む。
中にいるのは、殺せんせー、烏間先生、ビッチ先生、
そして……この学園の“理事長”。
なぜここにという疑問は特にない。
理事長は地球を破壊する超生物が気になったのだろう。
ガラっと職員室の扉が開き、理事長が出てきた。
私達に気づきと、張り付いた笑顔を浮かべ…
「やあ！中間テスト期待してるよ、頑張りなさい！」
そう言うと私達に背を向けた。
口だけの「頑張りなさい」はとても乾いている。
期待など微塵もしていない。
理事長は、E組が良い方向に進むことを望んでいないのだから。
「渚君、帰ろう。こういう時は気分転換！」
「う、うん。そうだね」
隣りで固まっていた渚君の腕を引いて歩を進めた。
期待されない。
それは私が一番望んでいたこと。
今までの私は、『医者の娘』だから期待されてきた。
周囲の期待はどんどん大きくなって、私に重くのしかっていた。
だけど、今まで私がしてきた努力を無駄になんてしない。
「渚君。中間がんばろう！」
「僕も頑張るよ。今回は、何かやれる気がするんだ」
.
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ミッキー(プロフ) - あけびさん» 私もこんな子をイメージして日々書いています(*´∀｀) (2015年4月14日 20時) (
レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 蓮華さん» 光栄です(*´∇｀*)ありがとうございます！ (2015年4月14日 19時) (レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
あけび(プロフ) - お話面白いです！絵うまいですね(*^^*)こんな子をイメージして読んでいたので、作者さんの描写の上手さを感じました。尊敬します！頑張ってください (2015年4月12日 0時) (レス) id: 42d555bd8d (このIDを非表示/違反報告)
蓮華 - イメージぴったりで、ビックリしました♪羨ましい限りです (2015年3月20日 20時) (レス) id: 14f33ca9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 蓮華さん» 皆様のイメージが崩れないか心配でしたが、そう言って頂くととてもありがたいです(ノ´∀｀*) (2015年3月20日 20時) (レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミッキー
| 作成日時：2014年1月16日 23時
