[番外編] Happy Valentine!! ページ13
買い物に行けば“バレンタイン”という単語が目につく。
明日は2月14日、バレンタインデー。
女の子が好きな異性にチョコを渡すという日。
私とは無縁のイベント……だったはず。
***** ***** ***** *****
本屋さんに立ち寄った私は、お菓子本と睨めっこしていた。
知らなかった。
今は友達にもチョコをあげるなんて…！
日頃の感謝も込めて赤羽君にあげたい…とは思うんだけど、
生憎お菓子作りをしたことがないため、ただいま必死に勉強中です。
買って渡すという手も考えもした。
だけどそれだと気持ちがこもってないような気がして断念。
ふと、男女で来ていた生徒に目がいく。
はたから見れば彼らは恋人同士というものだろう。
だとしたら、あの女の子は男の子にチョコを渡すのかな？
「(好きな人、か…)」
いつか私にも出来るかな？
恋ってどんな感じだろ？
やっぱりドキドキふわふわって感じ？
私は分からない問題に直面してしまったけど、
その答えは恋が出来てから解くことにした。
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿＿
「あのさ、Aちゃん。今日が何の日か知ってる？」
「…バレンタイン」
「え、意外。知ってたんだ」
「毎年ある行事くらい知ってますよ」
顔合わせて一発目で失礼な発言をする赤羽君。
彼らしいと言えば彼らしい。
だが、彼の手には綺麗にラッピングされた包み。
まさか――…
「そ、それは…」
「ん？…あー、見知らぬ女の子がくれたんだよ。多分チョコ」
「赤羽君、意外とモテるんだね」
「……失礼じゃね？」
ど、どうしよう。
あんな綺麗なチョコの後に私のチョコを渡すなんて、
そんなハードルが高いこと…。
「で、Aちゃんはチョコないわけ？」
なぜか赤羽君にチョコを請求された。
ここは渡すべき…なのか？
「あ、の…少し失敗しちゃったのだけど…」
おずおずと包みを赤羽君に差し出す。
赤羽君は驚いたように目を見開いた。
「…まさか手作り？」
「い、一緒にいてくれてる感謝…的なものを込めて、ですけど…」
「ぷっ、何ソレ。…ありがと」
「…ホワイトデーは期待してます」
「ははっ、期待に添えるように努力するよ」
.
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ミッキー(プロフ) - あけびさん» 私もこんな子をイメージして日々書いています(*´∀｀) (2015年4月14日 20時) (
レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 蓮華さん» 光栄です(*´∇｀*)ありがとうございます！ (2015年4月14日 19時) (レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
あけび(プロフ) - お話面白いです！絵うまいですね(*^^*)こんな子をイメージして読んでいたので、作者さんの描写の上手さを感じました。尊敬します！頑張ってください (2015年4月12日 0時) (レス) id: 42d555bd8d (このIDを非表示/違反報告)
蓮華 - イメージぴったりで、ビックリしました♪羨ましい限りです (2015年3月20日 20時) (レス) id: 14f33ca9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 蓮華さん» 皆様のイメージが崩れないか心配でしたが、そう言って頂くととてもありがたいです(ノ´∀｀*) (2015年3月20日 20時) (レス) id: 72061eb485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミッキー
| 作成日時：2014年1月16日 23時
