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「断られるの思って誘ったのに来るんだっておもったらそういうことね」



喋りたかったんでしょ、と笑われて、でもそれが正解で返す言葉が見つからずに口ごもってしまう






マイキーくんと居ると、気持ちが楽だった


彼も決して媚を売るようなタイプじゃないけど
彼の周りにはいつでも人が居たし、彼も彼でそういう人達のことを大事にしてるようにも思う。一部だけど。





だけど、私とマイキーくんの関係は多分、ちょっと違くて

"マイキーくん酔っ払い事件"が無ければこんな風に関わることなんて絶対になかったはずで









「未練あんの?」

ちょっと意外だわ〜と言いながら、いつまで経っても手をつけないジュースをこれ飲んでいい?とマイキーくんが飲み始める



「未練っていうか、ちゃんと聞かなかったけど三ツ谷くんはどういうつもりだったんだろう、みたいな、」

「うん」

「三ツ谷くんに彼女いるのにいいの?って話したんだけど。なんか濁されたって言うか」

「じゃあ本当に友達って思われてんじゃねーの」

「じゃあマイキーくんも彼女いるのに他の女の人と2人で出かける?」

「いや、」

「ほら」

「めんどくせーなお前」





ごめん、と漏らすと「ごめんごめん、冗談」と頭の上に感じる手の重みが、今のこの心にはものすごく暖かく感じる


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作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時

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