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おそらくホテルらしき部屋に、彼女持ちの元彼と2人
ひとつのベットで寝ていた、というのはいかがなものか
服が全く乱れてなかったにしろ昨晩何があってここにいるのか全く覚えていない私は、涼しいはずの部屋で変な汗をかいていた
これは三ツ谷くんが起きてしまう前に、お金を置いてこの部屋からいち早く退散すべきだとうるさく脈打つ心臓を必死に抑えながら考える
とりあえず早くベットからでなくては、起き上がったところで三ツ谷くんが「ん、、、」とこちらへ寝返りを打つ
さっきより更にうるさくなる心臓と、
思わずフリーズする体
おき、、、、た、?
横目で三ツ谷くんの様子を伺いながら完全に起こさないようにもう背を向けて一度ベットに寝転がると後ろから急に腰に回される手に声も出ず混乱する
「ほっそ、、」
慌てているのに、何も体が動かない私の上に覆いかぶさったその元彼の顔がゆっくりと近づく
鼻と鼻が触れ合う距離まできて、ぴたりと彼が急に止まると薄目だった彼の目が、完全にもちあがる
「あぁ、、、、、わり、」
と居心地悪そうに私の上からおりる彼の顔が冷たくて、
「だ、大丈夫、、うん」
と急いでベットをおりてシャワー室へ駆け込んだ
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作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時