*恋に気付けこの鈍感！* 【名前変換オリジナル】

３２　お邪魔します ページ33

「でゎお邪魔します」

ただプリント渡すだけだったのに
ゆいゆいの家入っちゃったよ!!

「どうぞ〜」

狭いけどねと笑ってるゆいゆいのお母さん。

―――――いゃいゃ。

広すぎですよΣ

.

さっきからゆいゆいの兄らしき人に
めっちゃガン見されてる…。

.

気付かない振りしてるけど
そんなに見ないでほしい……

.

美人でもあるまいのに…

.

リビングの椅子に座っててと言われたので座っている。

.

ゆいゆいのお母さんは飲み物の準備に出て行ってしまった。

.

**

今ここ(リビング)にいるのはゆいゆいの兄と私。
ゆいゆいの兄はまだわたしのことじーっと見てるし。

「あの、ゆいゆいのお兄さん」

気まずい―――!!

「はい」

「あのですね……やっぱなんでもないです。」

「そっか。ってか返事したけど俺、兄ではないよ」

.

―――お兄さんではない…？

.

「Aちゃん覚えてない？兄貴の弟の蓮だよ」

蓮……！？そーいえばゆいゆいに弟いた!!

「あの時兄貴よりチビだったしなぁ…」

.

「――蓮君ね!あっ思い出したよ
よくゆいゆいと喧嘩してたよね？」

「そうそう。今もだけどね」

クスッと笑った。

「なんか……ゆいゆいの方が弟ぽっいし
蓮君大人な感じでお兄さんみたい」

「よく言われるよ」

「それより…ゆいゆいよりずっと身長高いね!」

「そうなんだよ。でも兄貴はチビすぎるね」

と一瞬黒かったのは気のせいかな………

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