本間の話.............？ ページ9
忠義サイド
部活を見学してから1週間。
安田くんは........来んかった。
安田くんは美術部に入ったって。知ったんは昨日。
A 「んぁぁぁぁ！そこの巨人！おーくらぁ！」
忠 「何や、うるさいわっA。」
A 「うるさくしないと起きないじゃん。」
忠 「ﾊｲﾊｲ、信ちゃん俺らに任せすぎ。」
A 「たぁくんが言うのﾑｶﾂｸ。ほぼ私がしてるのに。」
ほっぺたﾌﾟｸｩっと膨らませて。かわいすぎやん！
忠 「で？これはどないするん？」
A 「えっと、この資料を一緒にまとめるんだったと思う。」
忠 「えっ(笑)本間！？信用ないし(笑)」
A 「分かんない(汗)聞いてきてよ。」
忠 「えー。グランドやろ？暑いやん。」
A 「お願い、たぁくん！」
忠 「もぅ.......エエけど。」
A 「やったぁ！ありがとう！」
忠 「じゃあ行ってくる。あ........その目、他の奴に見せんなよ。」
その目って言うんは上目使いと涙目。
アカンから。絶対に！
忠 「なぁ、信ちゃんは？」
『あ、職員室行ったで？多分。』
忠 「ありがとう！じゃあな！」
ｻｯｶｰ少年に別れを告げた。..........同級生やけど(笑)
忠 「あっつい.......。あ、近道していこ♪」
あんまり通らん道に行った。そしたら声が聞こえた。
ﾔﾝｷｰ 「章大。持ってきたか？」
章..........大。章大って安田くん？
まさかなぁと思って少しだけ覗いてみた。
章 「おん。途中、危なかったけどな。」
この優しい声。少し小さい背。痩せとる体。
間違いなく安田くん。
ﾔﾝｷｰと一緒に居るってことは.........仲間？
“危なかった”って、喧嘩して危なかったってことやん。
急いで教室に戻った。
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作者名：∞rainbow∞ | 作成日時：2015年8月6日 19時
