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保健室 ページ16
信 「ん。タオル。」
A 「ありがとう....。」
裕 「無理すなや？女の子やねんから。」
A 「...いいの！ほらぁごめんね？信ちゃんと裕ちん私のせいでｲﾁｬｲﾁｬできないでしょ？」
あのあと信ちゃんに捕まって保健室に。
信 「なぁ、ただの喧嘩やないよなぁ。」
A 「....ｯｯ」
裕 「ヒナっ.....橋本も無理せんでええ。」
信 「......すまんっ。」
裕 「ただ、家族は？家族はどうなんや。」
A 「家族だなんて......」
私は家族なんていらない。
私は1人だって生きていける。
信 「母ちゃんと話したか？」
A 「んなわけないじゃん。」
私の母は17で私を産んだ。父もまだ19で2人ともすれ違ってばかり。
まだ5さいだった私も。2人に愛されないまま。
ある日、父が母に殴ってるところを見た。
小学3年生だったかな。
それに気付かれた私にまで父は暴力を振るった。
父のターゲットが私に変わったことをいいことに、母まで暴力を振るった。
.........今も続いてる。
A 「.......帰る。」
裕 「橋本.....。泣け。」
A 「え？」
裕 「泣きたいとき泣かんと。泣かせてくれる人が居るんやから。」
＿＿＿＿どうしてだろ。
自然と涙が溢れてきて...。気が付くと裕ちんの腕の中。
A 「うっ........あっ........(涙)」
信 「ごめんなぁ........。」
いいんだよ。信ちゃん。
ちゃんと小声で言ってたこと分かってるから。
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作者名：∞rainbow∞ | 作成日時：2015年8月6日 19時
