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S side
・・・いつの間にか寝てた。
発狂したせいか、喉はカラカラ。
とにかく悔しかった。
大好きな人達からの一方的な罵(ののし)り。
だけど
今は
それより何より
・・・お腹が空いた(泣)
智くんの言葉がショックだった。
プロデューサーの件もあったから、メンタル弱ってたのかな。
反撃する気力も無かった。
"帰って"って言ったけど、本当に帰ったかな。
まだ居たらどうしよう。
あ〜っ、でも腹減ったな〜！
松潤のご飯喰いて〜よ〜！！(涙)
食欲と葛藤してたら良い匂いが。
ウォ〜！！我慢出来ん！！
(S)「ごっは〜ん！！！！」
と叫びながらドアを開けると
(S)「・・・えっ？！」
下を見ると、料理をウチワやクリアファイル、雑誌等で
俺の寝室に向けて必死であおいでる、4人がいた。
(N)「やった〜！！天岩戸(あまのいわと)、破れたり！！」
(A)「ニノ凄い！！良く分かったね！？」
(M)「俺の料理のお陰だろ？！」
(O)「あっ、早くドア閉めないと！」
俺が再び寝室にこもらぬよう、後ろのドアを閉めて
俺を抱き締めながら
(O)「翔ちゃん、ごめんね！
いっぱいたくさん傷つけた！」
そして、俺の両頬を両手で包み、
ジーっと俺の目を見つめながら
(O)「翔ちゃんがそんな人じゃないって事は
オイラよく知ってる！！・・・本当にごめんね。」
真剣な眼差しで訴えてくる。
でも、俺を侮辱した言動については、反省して貰いたいから
(S)「・・・許さない。」
(O)「えっ？！」
(S)「これからも、好きでいてくれなきゃ許さない////」
(O)「・・・翔ちゃん！幸せにするよ！！」
(A)「ちょっ、翔ちゃん！俺にも言って！？」
(N)「俺も！」
(M)「俺も！翔くんお願い！」
どこにそんなスイッチがあったのか謎だけど、
皆んなの必死さに自然と笑顔がこぼれた。
泣いてスッキリしたってのも、あるかな？(笑)
松潤特製の料理を食べ終え、
ニノ提案の "プロデューサー撃退法"？っていう
その戦略を聞き
俺は "幸せ者だな〜" と、他人事のように浸って
お酒を飲んでいた。
(S)「ねぇ、それより大切な事、忘れてない？」
(M)「えっ？何？」
(S)「えっ？！マジで？！」
(A)「えっ？何だっけ？！」
(S)「・・・5人で出掛ける話しじゃねえの？(笑)」
(N)「あ〜っ！そうでした！」
(O)「オイラの釣りデート！！」
やっと本当の主旨を思い出す。
俺達らしいっちゃ、らしいよね。
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作者名：ともちん | 作成日時：2017年2月16日 20時
