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N side
"ワァー！！！！！！"
ドア越しから聴こえる、愛しい人の悲痛な叫び声。
聞いてるこっちが辛くなる。
(M)「翔くん？！俺、翔くんがそんなだって思ってないよ！？
だから、出て来て？！お願い！！」
"ドンドン！！" とドアを叩きながら
必死で訴える "J"
(A)「翔ちゃん・・・泣かせちゃった(涙)」
静かに泣きながら、ひたすら反省している相葉くん。
リーダーは顔面蒼白で固まったまま、一言もしゃべらない。
・・・全くもうっ、何と格闘してるのやら。
本当、手が掛かりますね(苦笑)
(N)「取り敢えず、"J" 、座ってくれます？
相葉さんとリーダーも。
今回の事の経緯を話しますんで。」
そう言って、マネージャーから聞いた事を皆んなに話した。
・・・そうです。翔ちゃんが帰って来たと同時に
翔ちゃんのマネージャーから連絡を頂きました。
"一番二宮さんが冷静に聞いてくれるから" と。
"怖い思いをしたから、安心させてあげて下さい" と。
それなのに、翔ちゃんを責め立てるなんて
本末転倒もいい所です。
事実無根で翔ちゃんを傷つけたんですから。
だけど、リーダーや相葉さんの気持ちも分かるんですよね。
真実を知らなかったら、俺も頭に血が上ると思うから。
(O)「・・・ワリィ。最初、"相葉くん何言ってんだろう" と思って近づいたら、
俺の知らない匂いをまとってた事にショックで・・・。
有りもしない事で、翔ちゃんを責め立てちまった。」
拳を強く握りしめながら、反省しているリーダー。
(N)「その通りですね。その場にいた翔ちゃんは、どんなに怖かった事か。
自分だけじゃなく、違う意味だとしても俺達に危害が迫ってると感じたら？」
俺が諭すように言うと
(O)「そんな事も知らず、一方的に翔ちゃんを
まくし立て責めた。
自分で自分をぶん殴ってやりたい・・・！」
自分を責め続けるリーダー。
(A)「グスッ、それだけ翔ちゃんが大事って事でしょ？」
自分の涙を拭いながら労う相葉さん。
俺も、追及はここまでにしようと思い
(N)「翔ちゃんが出て来てくれるのを待ちましょ？
それまでに対策を練らなくては。
例の人との仕事は無くなったとしても、油断大敵です。
新たな "敵" が現れる恐れもありますからね。」
(M)「翔くん、お腹空いてるだろうから、
匂いで誘う！」
と意気込む "J"
さて、
あの "天岩戸(あまのいわと)" 状態の扉を
どうやって開けましょうかね(苦笑)
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作者名：ともちん | 作成日時：2017年2月16日 20時
