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S side
(マネ)「到着するのが遅れてすみません。
エレベーターになかなか乗れず、非常階段から
来たので・・・！」
汗だくになりながらも、俺の安否に
"ホッ"としているマネージャー。
実は、何かあった時はマネにワンギリで知らせ
助けを求めるシステムになっている。
普段、そのサインを余り使用したりしないから
マネもビックリしたらしい。
(S)「・・・俺、狙われてるかも。」
今回ばかりは "自意識過剰" や "自惚れ" とは思えず、
これまでの旨をマネに相談した。
(マネ)「・・・分かりました。
即、上層部に連絡し、対処を求めたいと思います。
勿論、当事者には分からないように。
ただ、少し仕事のスケジュールに変化をきたしますが、大丈夫ですか？」
心配そうに聞いてきた。
これは俺の我が儘でもあるのに、
いつも第一に考えてくれる。
(S)「大丈夫だよ。ありがとう。
ただ今回ばかりは俺だけじゃなく、
メンバーにも危害がきたらって心配だったから。
本当に今日は助かった。」
その後、マネージャーから送ってもらい、
やっと自分の家に着いた。
チャイムを鳴らすと
(A)「翔ちゃ〜ん！待ってたよ〜！」
帰宅早々、抱き付いてきた相葉くん。
俺は一気に癒され
(S)「(笑)ちょっと、俺転んでしまう。
遅くなってごめんね。」
そう言って中に入ったら
(A)「・・・翔ちゃん、その匂い・・・。」
不思議そうに聞いてくる相葉くん。
俺は少し焦り
(S)「えっ？あっ・・・これ？！
さっきまで一緒だったプロデューサーだよ。」
と何気なく話すと
(A)「えっ？匂いってこんなに移るもんだっけ？！」
的を得た問いに俺は、考えなしで答えた事に後悔し
(S)「えっと・・・」
と、何から伝えようかと口ごもっていたら
(A)「えっ？！浮気？！！」
何でそうなるかな(笑)
単純な推理に否定しようとしたら
(O)「浮気？！！」
相葉くんの言葉を聞き付けて、血相を変えて
飛び出してくる智くん。
事が大きくなってる(汗)
俺を何だと思ってんの(苦笑)
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作者名：ともちん | 作成日時：2017年2月16日 20時
