休息 1 ページ32
S side
・・・眠い。メチャクチャ眠い。
昨日、早く寝たのにな〜。年かな？(苦笑)
まだ皆んな来てないし、少し横になろうかな・・・。
テーブルに肘を付けてウトウト・・・。
カクッと身体が傾き、"ハッ" と頭を上げると
目の前にニノがいてビックリ。
(s)「えっ？ニノ？！いつきたの？！」
と尋ねても返答なし。
よく見ると、イヤホンをしてゲームを楽しんでいる。
多分、俺が寝てたから
音を出しちゃいけないっていう配慮かな(笑)
俺はテーブルを指で "トントン" して
ニノに合図。
ニノは "ハッ" として、イヤホンを外し
(N)「翔ちゃん、おはよ。起きた？」
と笑顔で聞いてきた。
(S)「おはよ。気を使わせてごめんな。
最近疲れやすくてさ〜。」
(N)「翔ちゃん、休みの日でも全力ですもんね。」
(S)「いや、昨日は早く寝たんだけど眠いんだよ(苦笑)」
(N)「もう、翔ちゃんも若くないんですから
ゆっくり休んで。」
そう言ってゲームを持ちながら席を立ち、俺の腕を引っ張って
楽屋の畳スペースへ。
そして、腰を降ろし自分の太腿を叩いて
(N)「はい。特別に膝枕してあげます！
翔ちゃんだけの特権です！はい、どうぞ。」
と促してくる。
(S)「いやいやいや、大丈夫だから。
それにニノの膝、俺の重さで潰れるから(汗)」
と冗談混じりで断ると
(N)「・・・そんなに俺の膝枕、魅力無いですか？」
(S)「えっ？！」
シュンとなるニノに焦り
(S)「そんな事あるわけないじゃん！嬉しいよ！」
とフォローすると、ニンマリ笑って
(N)「じゃあ、断る理由ないですね。
さぁ、潔く寝て下さい。」
そう言って、俺の腕を引き横にさせる。
(N)「フフッ(笑)、どうですか？」
(S)「以外と寝心地いいよ(笑)
ごめん。思いのほか疲れてるみたい。
甘えさせて貰うね。」
(N)「どうぞ、ごゆっくり。」
俺は、ニノの温もりを感じながら眼を閉じた。
はぁ〜、気持ちいい(喜)
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作者名：ともちん | 作成日時：2017年2月16日 20時
