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S side
皆んなでゲームをしていた。
俺だけ誘われてない事にショックだったけど、
それよりも最初 「混ぜて欲しい。」と言った時
冗談だったのかも知れないが、
拒否られた事が、自分の中で尾を引いた。
あの場に居たら意思とは裏腹に、皆んなを傷つけてしまいそうで
頭を冷やす為にも楽屋を出た。
一息ついて落ち着いた頃、自分の行動を振り返り
こじれる前に、早く修復しようと楽屋に戻ると
俺の姿を見た二ノが謝ってきてくれた。
申し訳なく思い、俺も悪かったな〜と反省し
"たかがゲーム" と言い聞かせた。
でもこの後が良くなかった。
自分の中で決着した "ゲーム" に誘われたのだ。
俺は予想外の展開に、嬉しさよりも情けで誘われた気がして
そこは俺の変なプライドが邪魔し
興味ない振りで、やんわり断ったつもりだった。
だけど、何故か責め立てられ
二ノは泣きそうになってるし、
3人は "信じられない" っていうような目で俺を見ている。
・・・何だよ、俺が悪いのかよ？！
さっきまでの感情が、またぶり返し
自分達の事を差し置いて、
俺を責めるような態度に押さえきれなくなった。
しまいには、俺のせいで "ゲームをやめる"
とまで言ってきた。
そんなの望んでるわけないだろ？！
やめるのも続けるのも、そっちの勝手だし
反対にそんなの、ありがた迷惑だ！
"ゲーム" を断っただけで、事が大きくなってきたけど
俺の態度に、松潤も相葉くんも智くんも
"俺の事を嫌い" と言ってきた。
悲しくなんてない！そんな風に言うなら上等だ！
楽屋では、3人が二ノを庇うような形で囲い、
俺は自分のパソコンを開いて作業に没頭した。
後で後悔しても知らないぞ！
俺を怒らせた罪は大きいからな！
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作者名：ともちん | 作成日時：2017年2月16日 20時
