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S side
(N)「ダメです。今下さい。」
(S)「えっ？！だから、今は無いんだって。」
(A)「あるじゃん！ここに！！」
とテーブルの上に並べられたチョコを指差す相葉くん。
(M)「この世に4つしかないチョコが。」
(O)「オイラ、台所にあるチョコと同じ物が欲しいなー。」
その言葉に申し訳なくなり、
(S)「ごめんね、反対に気を使わせちゃったね。
無理に言わなくても良いんだよ？俺、分かってるから。
これは俺が責任持って食べるから安心して？」
そう言って包装を開けようとしたら
(A)「っダメ〜！！！！」
と相葉くんに腕を捕まれ、
(A)「それ！俺のチョコ！！」
(N)「いいえ！俺のチョコです！！」
(M)「ふざけんな！俺んだよ！！」
(O)「ちょっと待て！オイラを出し抜くな！！」
と必死に俺の行動を止める4人。
(S)「だから気遣いは・・・！！」
(O)「してない！！」
(A)「してないよ翔ちゃん！！」
(M)「ごめんね。手作りチョコが嫌なんじゃない。
知らない人からの手作りチョコが苦手って話してたんだ。」
(S)「えっ？」
(N)「そうです！それに、翔ちゃんからのチョコなんて、無下にするわけないじゃないですか！
それが手作りなら尚更です！！」
(S)「・・・迷惑じゃない？！」
(AMNO)「大歓迎(だい)！！」
そして、手作りチョコを1個ずつ皆んなに渡し、
(N)「大切に食べます！ありがとう翔ちゃん。」
(S)「いやいや、小粒だからすぐ無くなるよ。」
(A)「家宝にするね！！」
(S)「うん、腐る前に食べてね。」
(M)「俺も作るね！！」
(S)「うん、期待してる。」
(O)「結納品だね！！」
(S)「色んな意味で間違ってるよ。」
でも、嘘偽りない笑顔を見れて、俺も嬉しくなった。
やっぱ作って良かった。
(M)「翔くん、台所掃除するよ。」
(S)「えっ？今？！」
(N)「チャッチャとしないと、それだけ億劫になりますよ。」
(A)「翔ちゃんがするなら俺もする！」
(O)「オイラをはぶくな！」
結局、俺の取り合いで片付けは4人で終わりました。
おまけ
(N)「新婚気分邪魔すんなや！」
(O)「させるか！それはオイラだけで十分だ！」
(A)「翔ちゃんと洗いっこしたかったな〜(涙)」
(M)「(洗い物一緒にって)俺が最初に目をつけたのに・・・。」
(S)「皆んな、ありがとね。コーヒー入れて待ってるから。」
(AMNO)「！！/////新婚みたい！！(喜)」
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作者名：ともちん | 作成日時：2017年2月16日 20時
