PRINCE OF LEGEND ～Love Royale～ (ページ3)

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チーム奏ページ3

「王子教育」を謳い、世帯年収1億円以上が入学条件の超セレブ校

"聖ブリリアント学園"

【心・美・体】を教育理念として掲げるこの学園には資産と美貌にたけている生徒が溢れている

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庶民家庭で育ち、授業料免除を目的に特待生として入学して3年
私、長谷川Aは呑気に弁当を食べていた

放送『エコノミークラス3年長谷川 Aさん
理事長からのお呼び出しです至急プリンスホールまでお越しください
繰り返しますエコノミークラス3年……』

A『！？！？』
特待生の私が理事長に呼び出されるとは大問題だ

A『私なんかやらかしたかな…
とりあえず急がなきゃ！！！』

教室を飛び出したその時__________

ﾄﾞﾝｯ

廊下の出会い頭に誰かとぶつかり、尻もちをついた

A『痛たたた…』

⁇?『すみません。大丈夫ですか？』

顔を上げて見えた人物に、思わず息を飲む

生徒『キャァァァｰ！！奏様！』
生徒『今日も素敵…』

セレブ王子・朱雀奏_____

((まさか朱雀さんだったなんて！！！！

その時朱雀さんが膝をついて私に手を差し出した

奏『お手をどうぞ』

⁇? 『いつまで奏にそうさせているつもりだ』
⁇? 「奏様、そろそろ参られませんと』

朱雀さんの背後から2人の男子生徒が顔を出した

((第一側近久遠誠一郎と第二側近鏑木元！！

学園では朱雀さんに付いている2人もかなりの人気があり、周りからは黄色い歓声があがる

驚いて動けずにいると朱雀さんが顔を曇らせた

奏『もしや、、お怪我でも？失礼します』

私の体が浮き上がり、いわゆる“お姫様抱っこ”されていることに気がついた

A『えええ！？！？』

奏『目的地までお連れします』

A『だ、だだ大丈夫です！プリンスホールに行くので！すぐそこだし！！』

動揺していると朱雀さんが王子スマイルをくりだす

奏『そうでしたか。僕たちもそこへ行くところだったんです』

((ん……？今なんて…

奏『参りましょう』

((ええーーーーーーー！

朱雀さんは戸惑う私をよそに歩き出した__________