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『じゃーーーじゃんっ』樹「ずばーーーんっ」
もう夜も遅くて。
あの日巫女さんから買ったのとは違う
無人販売みたいなおみくじに二人で百円ずつ入れて、
箱の中に詰まったたくさんの小さな紙のうちひとつ選んだ。
樹「よっしゃー俺大吉ー！」
『え、まって私また凶なんだけど。』
せーので一緒に開いた紙の
樹の方と私の方には正反対の内容。
樹「すっげぇ、ボロクソに書いてあるじゃん！」
なくしたものは出てこないし
病気も治りは遅い
勉強にいたってはもう諦めろみたいなことまで書いてあって。
樹はそれを端まで読んでゲラゲラ笑ってる。
『そんなに笑うことないじゃん！』
樹「ごめんごめん。」
片手を顔の前に立ててごめんなんて言っても、笑いが止まってない。
もう、他人事だと思って…！
結んでくる、と畳んだこれは取り上げられて、
代わりに樹の持ってた方の紙が今手の中にある。
『へ？え？』
樹「交換してあげる。」
俺の結びに行くからついてきてー。
混乱して固まる私の手を握って前を歩く樹の笑顔と
樹がくれたこの紙を交互に見て、
樹がこんなに嬉しそうな理由がわかった。
恋愛の項目、
あれにはたしか愛を捧げなさいとかなんとか書いてあって、
この紙には…
樹「この人の手を離すな、だって。」
『…なんか恥ずかしい。』
樹がくれたのも、私が持ってたのも。
無意識につないだ手に力が入れば、
樹は空いてる方の手で自分の顔を覆った。
樹「お前…、このタイミングでその反応はずるいわ。」
『え？なにが？』
俺も離さないから、Aも離さないでね。
指一本一本大切に確かめるみたいに、
この手をお互い強く握り直した。
花火おわり。
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綾鷹(プロフ) - めがねこさん» 全然全然！できれば今日中に…と思っていたので！！むしろ気を遣わせてしまってすみませんでした;;ありがとうございます！ (2019年4月1日 23時) (
レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
めがねこ(プロフ) - 綾鷹さん» 焦らせたみたいで申し訳ありません...今後も楽しみにしてます！ (2019年4月1日 14時) (レス) id: bea39e21bb (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - めがねこさん» あわわ、すみませんでした！描写を増やしたところがあるので、一話ズレがあるかもしれないのですが、今編集を終えて鍵を外してきました！楽しんでくださってありがとうございます(;;)これからもよろしくお願いします！ (2019年4月1日 14時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
めがねこ(プロフ) - 綾鷹さん» そうなんです...書き方とかストーリーが好きで更新楽しみにしてました... (2019年4月1日 10時) (レス) id: bea39e21bb (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - めがねこさん» はじめまして！突然鍵をかけてすみません;;あります！ちょこちょこ書き足したくなって…そんなに長い間はかけないつもりですが、もしかして読み途中でしたでしょうか？;; (2019年4月1日 6時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹
| 作成日時：2018年12月12日 7時
