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打ち上げ場所はドラマのロケ地になるくらい大きくて有名な川で、
その広い河川敷にはたくさんの人がきゅうきゅうに詰まって座っている。
隣の人にぶつからないよう、できるだけ樹と身を寄せ合って。
間近で見る大きな花火は、まるで星が降ってくるみたい
『すごく綺麗だね。』
樹「え？なに？！」
花火が弾ける大きな音とお客さんたちの歓声で、すぐ隣でも樹に声は中々届かない。
『はなび！！すごくきれい！！』
樹「そんな誉めんなって！」
『どんな耳してんの！？』
誉められたと信じて疑わない樹は嬉しそうに綺麗な歯を見せて笑ってる。
もう、何言ってるの…
大会もクライマックスになると、
息をつく間もないくらい次々花火が上がって
辺りは昼のように明るい。
しばらくこの光景に見入っていたけど、
なんとなく隣を見てみたら
樹が見てたのは花火じゃなくて、
『な、なに…？』
優しい目に捕まって逸らせない。
こんなに明るくて
周りの人に見られちゃったら恥ずかしいよ…
花火見なよ、と空を指差すと
わしゃっと頭を撫でてごまかされちゃった。
そのまま花火が終わるまで、お互い何も言葉を発することはなくて。
『すごく綺麗だったね。』
樹「ねー。…なぁ、ちょっと寄り道しない？」
『寄り道？』
.
『ここって…』
樹が連れて来たのは、あの日夏祭りがあった神社だった。
樹「やなこと思い出させちゃうと思ったんだけどさ、
やっぱりあの日、Aと離れるまではすごく楽しくて…。
俺の大事な思い出になったから、ここを悲しい場所にしたくないの。」
中に入ってもいい？
眉毛を思い切り下げて私を伺う樹は
珍しく自信なさそうな顔してて、ちょっと可愛い。
そんなふうに自分を責めなくても、
もう大丈夫なのに。
何も言わなくても、からだ全部使っても抱えきれないほどの
樹からの愛情はちゃんと感じられてるのに。
『ねぇねぇ、またおみくじ引こうよ！』
樹の手を引いて笑った。
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綾鷹(プロフ) - めがねこさん» 全然全然！できれば今日中に…と思っていたので！！むしろ気を遣わせてしまってすみませんでした;;ありがとうございます！ (2019年4月1日 23時) (
レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
めがねこ(プロフ) - 綾鷹さん» 焦らせたみたいで申し訳ありません...今後も楽しみにしてます！ (2019年4月1日 14時) (レス) id: bea39e21bb (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - めがねこさん» あわわ、すみませんでした！描写を増やしたところがあるので、一話ズレがあるかもしれないのですが、今編集を終えて鍵を外してきました！楽しんでくださってありがとうございます(;;)これからもよろしくお願いします！ (2019年4月1日 14時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
めがねこ(プロフ) - 綾鷹さん» そうなんです...書き方とかストーリーが好きで更新楽しみにしてました... (2019年4月1日 10時) (レス) id: bea39e21bb (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - めがねこさん» はじめまして！突然鍵をかけてすみません;;あります！ちょこちょこ書き足したくなって…そんなに長い間はかけないつもりですが、もしかして読み途中でしたでしょうか？;; (2019年4月1日 6時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹
| 作成日時：2018年12月12日 7時
