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兄である松田とは警察学校の同期だった
掃除中、松田が唐突に
「Aに会いてぇ...」
「え...やだ！陣平ちゃん彼女いるの!？」
独り言だったのだろう
思わず出た言葉は思ったよりでかく、全員に聞こえていた
松田を茶化す萩原に、蹴りがはいる
「その呼び方やめろ。うぜぇ。
妹だよ。２つ下の妹がいんだけど、一人暮らしやっていけてるか不安で。うち、親いねぇーし」
「へー。松田ってお兄ちゃんだったんだ」
「ねぇ、妹って美人？紹介してよお兄ちゃん」
諸伏と萩原が乗り気で、わーわー騒いでいるなか、俺はどうでもよくて空を眺めていた
「どうしたー!お前も行くんだよ」
「うわぁ。引っ張んなよ」
休みの日、俺らは外出届けを出して外へ出た
松田が真っ先に向かったのは大学で、平然と校内へ入っていった
「部外者が勝手に入ったら不味いだろ」
「俺は保護だし、卒業生だから大丈夫だよ。お前らは知らねぇ」
「ひでぇー」
校内では、学生たちがスポーツに励んで汗水をながしている
松田は淡々と足を進めていき柔道場につくと、扉から中をみる
中では男女合わせて15人そこらいて、男女関係なく、組み手を交わしていた
「へー。柔道部なんだ」
「いや、柔道部+剣道部。師範がどっちも経験者なんだよ。んで、部員少ないから一緒にしてる」
「なに、そのお得感」
体術の得意な伊達は目を輝かせる
「まぁ、Aにもお前らのこと紹介してもいいけど....手出すなよ」
「一応肝に命じます」
「なぁ、お前の妹どれだよ」
指を刺された方を見ると、黒髪で肩ほどの長さのある髪をひとつ結びにしている女性がいた
まだ幼い容姿に、人を引き付ける美しさがある
「松田そっくり!!」
「陣平を女の子にしたらあんな感じだろうな！ってかめっちゃ可愛いじゃん。彼氏いんの？お兄様」
「手だすなっていんってんだろうが」
「なんだよー。過保護だな」
こいつから騒ぐのも分かるぐらい、透き通る肌の白さと大きく真っ直ぐ見据えている目が印象的で一瞬目が離せなくなった
「名前は？」
「A...」
「へー。松田Aちゃんね」
「やっぱりお前ら帰れ....」
松田は妹のことを溺愛しているようで、妹を見る目が今まで見たことがないぐらい優しかった
部活が終わるまで、あと30分あるらしく俺らはしばらく練習を見学した後校門のほうで出てくるのを待つことにした
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ひがっ(プロフ) - Meikoさん» 有り難うございます！ (2019年11月20日 1時) (
レス) id: 7b95c3b247 (このIDを非表示/違反報告)
ひがっ(プロフ) - 曇天に笑うさん» 変更しました！有り難うございます！ (2019年11月20日 1時) (レス) id: 7b95c3b247 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 18と19がないです確認してから更新した方が (2019年11月19日 21時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
Meiko - めっちゃ好きです＾＾続き楽しみに待ってます！！ (2019年10月18日 18時) (レス) id: 00ea3508d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひがっ | 作成日時：2019年5月1日 13時
