23 ページ24
ひと仕事終え、夕暮れの人通りのある交差点を1人歩く
今日は土曜日で、近くにショッピングモールや繁華街が近くにあり家族連れやカップルの姿が多い
Aは本庁に帰る途中で、平和な日常をぼんやり眺めていたが何の前触れもなく、背中に冷たい目線を感じた
『(目線を感じる…)』
どことなく視線を感じ、警戒する
携帯のカメラを作動させ、インカメにして自分の顔を見るふりして目線の先を見てみる
そこに、遠いがちらりと黒い服装をした男がこちらを見ていた
明らかに殺気を出しながらこちらに視線を注いでいる人物に息を飲む
携帯を閉じ、後ろを確認すると
見覚えのある男がこちらを見ていた
『ライ…?』
目を細めて、人物を確認する
黒い帽子を深く被っていて、確信は持てないが思い当たる人物がそこに立っていて驚く
黒の組織にいたライ……いや、赤井秀一
彼が死んだと情報が来た時、正直信じられなかった
ヒロさんと零と一緒に行動していて、私も関わりを持っていから知っている
あれほどの頭が切れる人が死ぬなんてありえないと心の片隅で思っていたから
そして今、目の前に彼らしき人物が立っている…
けれども、離れていてしっかり顔が見えない
彼が少し顔を上げると、赤井らしき男の顔には火傷のような跡が着いていた
『っ!?』
ぞわっと、鳥肌がたった
声を掛ける間もなく男はニヤリと笑うと、その場か立ち去り人混みに紛れて行った
『あれは…』
Aは男が立っていた場所を呆然と見つめる
63人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひがっ(プロフ) - Meikoさん» 有り難うございます! (2019年11月20日 1時) (レス) id: 7b95c3b247 (このIDを非表示/違反報告)
ひがっ(プロフ) - 曇天に笑うさん» 変更しました!有り難うございます! (2019年11月20日 1時) (レス) id: 7b95c3b247 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 18と19がないです確認してから更新した方が (2019年11月19日 21時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
Meiko - めっちゃ好きです^^続き楽しみに待ってます!! (2019年10月18日 18時) (レス) id: 00ea3508d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひがっ | 作成日時:2019年5月1日 13時