先輩 ページ10
"また2人でどこか出かけよう"
"俺のお勧めスポット連れてってあげる"
そう約束した日から気付けば1ヶ月経っていた。
みんなと家にいる時はワイワイ楽しそうなのに
たまにどこか苦しそうで、
みんなには言えない何かを隠している雰囲気。
2人で撮った写真を何度も眺めては
ため息をついて、彼の役に立ちたいのに
何も変わらない自分が嫌になりそう
「なにその写真、岸じゃん」
『っ！！！だ、だれ！！？』
「うわそんな驚かなくても」
『だだって急に後ろから！！！しかも家ですよ！！！』
「ごめんごめん、ちゃんとチャイムも鳴らしたし、
お邪魔しますも言ったからね俺」
『え、気付かなかった、すみません』
ダイニングの椅子に座ってたら
急に背後から声を掛けられて心臓が止まるかと思った
振り向けば、どこかで見たことあるような顔で…
『あ、あの何かご用ですか？』
「岸は？あいつ居ないの？」
『はい、今はちょっと出掛けてますが…』
「そ、じゃあ帰ってくるまで待たせてもらうわ」
『え…、あー！！！もしかして先輩の！！！』
「うん、前に海人と一緒の時、会ったよね」
『はい』
「Aちゃんでしょ？あいつからも色々聞いてるよ」
『あいつ…いろいろ…』
「確か、すっげー可愛いくて〜ぼんきゅっぼんで性格も超良い子が入居したとかなんとか」
『それほんとですか』
「ううん、うそ」
『う、うそって！！』
「あはは(笑)からかってみただけだって(笑)」
『普通にひどい』
「ごめん(笑)あ、俺、菊池 風磨。
たまにここにも遊びにくるからよろしくー」
少しチャラそうな先輩はそう言うと
慣れたように椅子に座って携帯をいじり出した
『よかったら、お茶どうぞ』
風「さんきゅー」
ノールックでお礼かよと心の中で突っ込んでたら
いきなりコチラをばっと見て
風「そう言えばさっきの写真なに」
『なにも、ないですが』
風「いやいや岸と写ってたじゃん！見せろよ！」
『恥ずかしいんで無理です！』
風「いいじゃん、なに2人、付き合ってんの？」
『いや！全然！そんなんじゃないので』
風「あー気になるってやつねぇ。1番楽しい時だ」
『………』何も言い返せなくて黙っていると
風「でもあいつ、彼女つくる気ないっしょ」
今の私には破壊力抜群のひとことだった。
『あの…、お聞きしたい事があるんですが』
風「ん、なに」
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ねねね(プロフ) - まさん» 遅くなってしまいましたが、本当にありがとうございます！またちょくちょくと続きを書く予定なので読んで頂けたら嬉しいです(^^) (2022年2月3日 6時) (
レス) @page19 id: 47a8bcc5c1 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - 一気に読んじゃいました！めちゃくちゃドキドキします！続き書いてくださることを願ってます、、、！！ (2021年9月4日 23時) (レス) id: 21a9da4471 (このIDを非表示/違反報告)
ねねね(プロフ) - みさきさん» ありがとうございます！ (2021年4月5日 17時) (レス) id: 28f9f886b8 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - 1話読んだらあれよあれよと読んでしまいました！続きが気になります！更新楽しみにしてますね！ (2021年3月31日 1時) (レス) id: a74fc0fcb6 (このIDを非表示/違反報告)
ねねね(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年3月19日 10時) (レス) id: 79df8621b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねね | 作成日時：2020年10月2日 7時
