雨空 ページ6
優「綺麗だったね」
『うん』
しばらく余韻に浸ってその場に居た
優「俺、星の勉強してみよっかな」
『気に入ったの？』
優「うん！いつか彼女と天体観測しながら説明してあげれるように！ぜってぇかっこいいじゃん！」
『岸くん説明できそ？(笑)』
優「いや〜多分俺、噛みまくると思う(笑)」
そう言って笑ってたけど
その彼女はこんな優しい人に愛されて幸せだろうな
もしかしたらあの電話の人だったりする？
楽しんでいるはずなのに心の底にある
黒いモヤモヤが消えてくれない。
優「あ…」
『ん？』
優「…雨、降ってきた」
『え！…ほんとだ』
ぽつ、ぽつと顔に当たり出した雨が
次第にザーっと音を変え始め…
優「車、戻ろう！」
『うん』
立ち上がって荷物を抱え込み
空いた方の手で私の手を掴んで走り出した
広い園内をおりたときには土砂降りで
急いで乗り込んだ車の中
2人とも雨が滴り落ちるほど全身濡れていた
『ハンカチ、これしかないや…』
そう言って差し出そうとしたけど
優「待って、後ろにタオル有ったかも」
『急に降り出すからほんとびっくりした』
優「それな。あ、あった！野球のとき
何枚あっても足りねぇって余分に積んでたんだ」
ほいっ！とタオルを私の頭に乗せて
わしゃわしゃと髪を拭いてくれる
『わ！待って！岸くんが先に拭きなよ！』
優「いやいや！こういう時はレディファーストって教わってっから！」
「よし、おっけ！」と満足そうに笑ったあと
自分の頭を拭き出した岸くんに
『貸して』と奪い取って
同じ様に髪をワシャワシャと拭いてあげた
岸くんはされるがまま嬉しそうに目を瞑ってて
『ワンちゃんみたい(笑)』
優「ワン！ワンワン！」
『よーしよし、良い子だねー(笑)』
ふたりでふざけて笑った。
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ねねね(プロフ) - まさん» 遅くなってしまいましたが、本当にありがとうございます！またちょくちょくと続きを書く予定なので読んで頂けたら嬉しいです(^^) (2022年2月3日 6時) (
レス) @page19 id: 47a8bcc5c1 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - 一気に読んじゃいました！めちゃくちゃドキドキします！続き書いてくださることを願ってます、、、！！ (2021年9月4日 23時) (レス) id: 21a9da4471 (このIDを非表示/違反報告)
ねねね(プロフ) - みさきさん» ありがとうございます！ (2021年4月5日 17時) (レス) id: 28f9f886b8 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - 1話読んだらあれよあれよと読んでしまいました！続きが気になります！更新楽しみにしてますね！ (2021年3月31日 1時) (レス) id: a74fc0fcb6 (このIDを非表示/違反報告)
ねねね(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年3月19日 10時) (レス) id: 79df8621b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねね | 作成日時：2020年10月2日 7時
