･ ページ9
｢えっと…とりあえず座る？｣
そう言ってパイプ椅子を用意してくれる
松潤…こと、松本さん…。
｢辻ちゃんそんなに固くならないで！！
俺たちこう見えて歓迎してるから！｣
相葉さんからの突然の辻ちゃん呼びと
｢歓迎している｣という言葉に
思わず安堵の笑みが毀れる。
｢へー、可愛く笑うじゃん｣
｢翔さんも可愛く笑ってみる？｣
｢うーわw 酷い顔w｣
｢ちょっと待ってよ松潤…
てかやれって言ったのにのじゃん｣
｢いや、強要はしてないです…｣
テレビのバライティーで見るような
そのままの嵐の姿に
安心したと同時に、私がいることで
崩れてしまわないか、と思ってしまった。
そんな俯いた私の顔を下から覗き込んだのは
リーダーの、大野さん。
『えっ…と…』
｢俺は、大野智。
よろしくね、A｣
そう言って優しそうな笑顔で手を出す。
それに答えるように
その大きくて暖かい手をふわっと握る。
｢俺は櫻井翔。
俺もAって呼ぶね。よろしく。｣
｢はいはーい！相葉雅紀です！
辻ちゃんって呼ぶね！
相葉ちゃんと辻ちゃんいいコンビに
なりそうじゃない！？！？｣
｢相葉さんうるさい｣
｢ねぇ翔ちゃん〜今日にの冷たい〜｣
｢二宮和也です。んー、じゃあ俺も
辻ちゃんって呼ぶね。｣
｢お！にのおそろっちだね〜？？｣
｢相葉さん今日まじでうるさい｣
｢最後は俺か、松本潤です。
俺も好きに呼ぶから、Aも好きなように呼んで？｣
『えっと…了解しまし…た…
松本さん…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小林凪咲 | 作成日時：2021年8月17日 1時
