数え切れぬ夢たち (ページ3)

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_____3か月前

｢A空きコマどうするよ｣

『んー…ミスドでも行っとく？』

｢ありありあり！

いや〜…履修ミスったわほんと｣

『ねー？まぁでも試験はレポートだから

そこまで文句は言えないっていうか』

｢でも2000文字文考えるの辛すぎるって｣

『のいるなら行けるって。

2年間耐えてきたんでしょ？w』

大学生活後半を迎えた私は

特に刺激のある日々を送るわけでもなく

ただひたすら大学の仲間と

普通の女の子として生きている。

上京してからもう2年。

人の並に呑まれることももう慣れた。

たくさんの人が行き交うこの街中で

私は今日も過ごしている。

そして大学を出て

キャンパス近くのミスドに足を運ぼうとした時

｢あの、すみません｣

『はい』

その声掛けが＿＿＿

｢私こういうものでして｣

私の普通の日常に＿＿＿＿＿

『ジャニーズ…事務所？』

突然訪れた＿＿＿＿＿

｢辻Aさんですよね。

スカウトしに来ました。｣

＿＿＿＿＿奇跡。