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なんの得。 ページ15

「なぁ、主。出陣しないか?」

よく晴れた昼下がり、縁側で先生を愛でて居ると、何処から来たのか、鶴丸がそう言った。


「私はまだ、この本丸の主とは認めていない神様もいるわ」

「やってみないと分からないんじゃないか?」

「確かに…でも、素直に手入れさせてくれるとは限らないわ。

其れに、分かるでしょう?

私は妖怪に狙われているのよ。


貴方達が強いと言っても、貴方達が戦う怨霊や怨念と言った断ち切れるものではないの。







また、逃げて、悲しませてしまう。もう、嫌でしょう?」


「君は、考えているのは周りの事だけだな。

言ったろう?お前は今迄来た主とは違う。

彼奴らは自分の事だけ、お前はいい奴だ、だから三日月もお前を選んだ」



確かに自分の事は考える事は少なかった。

妖怪から逃げて誰かに見つかって、孤独になる。

私は綺麗な生き物はいないと思っていたけど、居るのね。


優しくて美しい綺麗な。


感動で泣いたのは久しぶりすぎて、大粒の涙が止まらない。

「ッ私、やるわ…この本丸の主を」


自分を哀れめば、人生は悪夢だ。


こうやって温かみを感じて、強く抱きしめられている。

いざ出陣。→←気取るつもりはありません



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神原瑞稀 - お二人様ありがとうございます! (2017年8月1日 7時) (レス) id: 7798de7639 (このIDを非表示/違反報告)
ダサクシャ522 - 貴嶺ちゃん、夏目と同じ境遇に見えてるけど、夏目は親の記憶一切なくて、貴嶺ちゃんはあるから、夏目より辛いかもしれませんね… (2017年7月31日 21時) (レス) id: 577bbc7a82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 私…実を言うと刀剣乱舞つまりとうらぶと夏目友人張が好きで好きで貴女の作品小説…いつも楽しみに待っています!頑張って下さい! (2017年7月31日 12時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
神原瑞稀 - ちょっと、休んでいいですか? (2016年10月14日 21時) (レス) id: 7fdb127639 (このIDを非表示/違反報告)
神原瑞稀 - なんか凄い勢いで見てくれる人、多くなった、有難う!あとコメしてくれる人有難う (2016年10月13日 21時) (レス) id: 7fdb127639 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神原瑞稀 | 作成日時:2016年10月10日 13時

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