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今日は皆がオフの日。
いつものように宿舎に向かおうと準備をしているとスマホが鳴った。
画面を見るとセジンさんからの着信だった。
「はい、おはようございます」
SJ「あっ！A！今家!?」
「はい、そうですけど。どうかしたんですか？」
SJ「良かった！今から迎えに行くからそのまま家で待ってて！」
これは…何度目かのデジャブだな…。
もしや…
嫌な予感がする…。
間もなく迎えに来てくれたセジンさんの車に乗り、移動をしながら話を聞く。
とあるYouTuberがジミンさんの熱愛疑惑動画をアップしたらしい。
しかも熱愛相手として以前盗撮された私の画像が使われていると。
「そんな…」
SJ「実際にツーショットが撮られているわけではないし、おそらく前のAの盗撮騒動の模倣犯的なものではあるんだけど…」
よりによってジミンさんの熱愛相手として動画が作られてしまった。
作った本人がどういう認識でアップしたにしろ、結果的に事実を晒されてしまった。
私は愕然とする。
SJ「…とりあえず、これから事務所でジミンとパンＰＤも交えて対応を話し合うから、Aも同席してほしい」
「…わかりました。あの…ジミンさんの様子は…」
SJ「まぁ…動揺はしてるかな…。お前らも驚いたよな…こんなことになるなんて」
セジンさんは私とジミンさんの関係を知る数少ない事務所関係者の一人だった。
事務所に着いて会議室に入ると、既にジミンさんがいた。
JM「A！」
私を見て駆け寄ってくるジミンさん。
JM「ごめん…こんなことになって…」
「ううん、謝らないで。まずは対応を話さないと…」
私がそう言うと同時に、パンPDが部屋に入って来た。
「はじめまして、シン・Aと申します。この度はご迷惑お掛けして申し訳ありません」
私がそう言って頭を下げると、ジミンさんも私の横で頭を下げる。
PD「はじめまして、パン・シヒョクです。まぁ座ってください」
促され私が座るとすぐにセジンさんが問題の動画を見せながら話し始めた。
SJ「ジミンの動画の件ですが、使用されている画像は全て過去の盗撮写真等の合成で、炎上目的の根拠のないものと思われます。ただ…」
そこで、セジンさんが言葉に詰まる。
私は俯きそうになるのを必死で堪える。
PD「うん、ただ？」
セジンさんをパンPDが促す。
SJ「…2人が交際していることは、事実です」
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作者名：よぞら | 作成日時：2022年1月27日 14時
