帰る場所【JM】 (ページ15)

今日:8 hit、昨日:8 hit、合計:15,370 hit

・ページ15

JM「A？今休憩中〜。今日そっち雪でしょ？風邪引かないように気を付けてね？」

「大丈夫だよ。ジミンさんも体調気を付けてね。皆元気？」

JM「元気元気！ていうか皆俺を差し置いてAにしょっちゅう連絡してるんだから知ってるでしょ！」

「あはは、うん、知ってる」

JK「なになに！？ヌナと電話してんの！？代わってかわって〜！」

JM「…ちょ！ジョングガ！久しぶりの電話なんだから邪魔しないでよ！」

電話の向こうで騒いでいる声が聞こえてくる。

TH「久しぶりって…昨日も電話してたじゃん」

JM「会えてないんだからいくら電話しても久しぶりに感じるんだよ！」

NJ「まぁそうゆう俺らもほぼ毎日誰かしら連絡してるけどな」

「あの〜…もう切るよ？」

JM「なっ！ダメだよA！なんでそんなにあっさりしてるのさ！」

「いや、昨日も電話してるし…なんかほら、忙しそうだし…」

HS「ヌナ！ジミナのことは心配しないでね！毎日ヌナに会いたい〜って泣いてるけど俺達がフォローしとくから！」

JM「ホビヒョン！俺は泣いてなんかいませんよ！」

YG「寂しがってんのは事実だろ」

JN「あ、ヌナ？ごめんね弟達がうるさくて。元気にしてる？心配だから次はテレビ電話しよう！」

JM「ちょっとジンヒョン！またAにちょっかい出して！もう皆あっち行って！」

電話越しでも変わらない賑やかさだ…。

皆の様子が想像できて思わず笑ってしまう。

JM「ごめんね、うるさくて」

「ううん、大丈夫。おかげで寂しくなる暇もないよ」

JM「本当に？俺は毎日会いたいと思ってるよ」

私が地元に帰って2年が経とうとしていた。

その間、ジミンさんは毎日連絡をくれた。

時折、自分が連絡することで私を縛り付けているんじゃないかと言ってくることがあるけど、その度に私は私がしたいようにするから気にしないでと言った。

私もだいぶ図太くなったみたいだ。

メンバーの皆も連絡をくれていた。

私が宿舎を出て行った当初は、皆遠慮して連絡しないようにしていたらしい。

でも、私が待つと知ってから、私が寂しくないようにと、代わる代わる頻繁に連絡をくれるようになった。

そう

私はジミンさんを待つと決めた。

そうすることしか出来ないと気付いたから。

どうせ好きなままでしかいれないのなら

忘れることができないのなら

待てるだけ待ってみようと決めたのだ。