検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:15,359 hit

【JM】 ページ13

部屋に入るとAが熱心に部屋の中を眺めていた。


俺には気付いてないみたい。


久しぶりに見たAの姿。


愛しさがこみ上げてくる。






俺はAの名前を呼んだ。


ゆっくり振り向くA。


「ジミン…さん」


驚いて目がまん丸くなっている。


Aがいる。


俺の目の前に。





JM「A…会いたかった」


俺はAの元に歩み寄って抱きしめた。


腕の中にAがいる。


Aの温もりを感じる。


その感覚を噛み締める。






「どうして…」


Aが俺に抱きしめられながら言う。


そっと体を離すと、Aは俯いて顔を隠そうとしたけど、俺はAが泣いていることに気付いた。


JM「驚かせてごめん。どうしてももう一度Aと会って話したくて、ジチョル社長に会うチャンスを作ってもらったんだ」


「ジチョルさんに?」


訳がわからない様子のA。


JM「俺とAが人目に触れずに会えるように、この場所の手配をしてくれたのはジチョル社長なんだ。それに、セジニヒョンやメンバー達も協力してくれた」


「ジチョルさんや皆が…。でも…私はもう、会いたくなかった」


俯きながら小さな声でそう言うA。


JM「それがAの本心なら、俺は今日でもう一生Aとは会わない。連絡しない。約束する。…でもその前に、俺の話を聞いて」


「…」


まだ戸惑っている様子のAをソファーに座らせ、俺もその隣に座る。


JM「Aが別れようって言った時、俺は引き止められなかった。Aが俺のことで苦しむのが嫌だったから。そうなるくらいなら、離れた方がいいのかもなって俺も思った」


Aは俯いたまま黙って俺の話を聞いている。


JM「でも、俺はAと別れたことをずっと後悔してる。ずっと会いたかった。毎日、いつもAのことが頭から離れない。Aのことを好きな気持ちが、全然変わらないんだ」


「ジミンさん…」


JM「俺はこの先も、ずっと、Aのことを好きでいる。たとえ一生会えなくても、ずっと好きでいる」


「そんなこと言わないで…」


Aの綺麗な瞳から涙が溢れる。


JM「A、俺はAのことが大好きだよ。愛してる」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジミン , JM
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よぞら | 作成日時:2022年1月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。