【男主】その男、個性:絶頂！！【ヒロアカ】 (ページ23)

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褒美※微R ページ23

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「そんな、ピリピリすんなよ」

「あ？してねェよ」

目鯨を立てて歯軋りをして、貧乏ゆすりをしている人間がピリピリしてない？

明らかに殺気だってるし、今にも飛びかかりそうな勢いじゃないか。

学校にいる時も家に帰って来てからもずっとこんな調子だ。夕飯中は行儀悪いっておこられてたし。

確かにあのデクが個性を使ったのは衝撃的だけど、最初からあの破壊力なら封印しているのもよくわかる。

「まー、ちゅーしてやるから機嫌直せって」

ソファの背もたれに手をついて、カツキの上に覆い被さるように軽くキスをする。

同時に貧乏ゆすりが止んで、俺の胸ぐらを掴んで再び唇を合わせてきた。今度は深いやつ。

こうなると止まらない。

カツキにされるがままに、唇を舐められれば薄く口を開いた。すかさず舌が差し込まれて絡め取られる。

いつもより性急な動きで俺の頭を掴んで引き寄せてくるから、そのまま体重をかけてソファに倒れ込んだ。

二人分の重みを受けてギシリと音を立てるスプリング。

「やりすぎ。爆発してもカツキのせいだかんな」

「テメェが誘って来たんだろうが」

いつの間にか服の中を物色するように撫でられている手を掴んで、上がった息を整えながら文句を言うけど、カツキにはどこ吹く風だった。

ここで身を捩って逃げようともしない俺はカツキに甘いんだろう。

素直に身を委ねることにして力を抜いた途端、首筋を這う濡れた感触に肌が粟立つ。

耳の付け根まで舐め上げられて、ゾワリとした感覚に声が漏れそうになるのを奥歯に力を入れて耐えていると、いきなり噛み付かれた。

鋭い痛みに体が跳ね上がる。

「てめ、いくらなんでも噛むのは！」

歯軋りの時点で嫌な予感はしてたけど、痛い、痛すぎる。

しかも、甘噛みじゃなくて結構本気のヤツ。

何食わぬ顔で再び軽いキス(マーキング)に戻ったかと思えば、喉の奥で笑うカツキ。

その振動が伝わってきて噛まれた部分に響いて少しむず痒い。

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