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サセンの怖さ【NJ】 ページ35

「大丈夫ですか?」


Aさんが心配そうに俺達に聞いてくる。


NJ「俺達は大丈夫です。Aさんこそケガは!?」


ジミナのメンタル面も心配だが、さっきAさんは突き飛ばされて転んでいた。


「大丈夫です」


そうは言ったが、咄嗟に手を庇う仕草を見逃さなかった俺は、Aさんの手を取って怪我がないか確かめる。


手に血が滲んでいるのを見つけて青ざめる。


「大丈夫。ちょっと擦りむいたくらいです」


俺を見て落ち着いた様子で説明するAさん。


JM「ごめんねヌナ。。ごめんね…」


酷く動揺しているジミナ。


無理もない。


俺たちはずっとサセンやアンチに苦しめられてきた。


中でもジミナは名指しで標的にされることも多かった。


「ジミンさん。大丈夫ですよ。大丈夫」


ジミナの目を見てしっかりした声で言うAさん。


NJ「俺、セジニヒョンに電話します!」


電話を掛けるとメンバー達と向かっている途中だったらしくすぐに駆け付けてくれた。


SJ「お前ら!大丈夫か!?」


セジニヒョンがまず車に駆け込んで来た。


その後メンバーが他のスタッフさん達に囲まれながら走ってやってきた。


TH「ヌナ!大丈夫!?」


JK「どこケガしたの!?」


HS「何でこんなことに…」


YG「…」


JN「…皆、ちょっと落ち着こう」


NJ「電話でも言いましたが俺とジミナに怪我はありません。でもヌナが…」


「私は本当に大丈夫です。ただのかすり傷ですから」


そう言って手をヒラヒラさせて笑った。


SJ「…。まずは一旦宿舎に帰るぞ。今後の対応はそれからだ。さぁ、皆乗って」


宿舎に向かう車の中で、俺は駐車場で起こったことを一部始終説明した。


テヒョンとジョングクは怒りで我を忘れて悪態をつきまくっていた。


ホソクはすごく怯えて落ち込んでいるジミナの肩をずっと擦っていた。


悪態をつくマンネ達をジンヒョンが宥めて、ユンギヒョンは俺の横で黙って話を聞いていた。


何より、皆Aさんがケガしたことがショックで、心配で堪らない様子だった。


目の前で見ていた俺とジミナはその分ショックも大きかった。


その一方でAさんは動揺している素振りを見せず、ケガのことは心配ないの一点張りで、今後の対応とかをセジニヒョンと話していた。


セジニヒョンも俺らほどAさんを心配する素振りは見せない。


そうこうしているうちに車は宿舎に到着した。

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作者名:よぞら* | 作成日時:2021年8月16日 21時

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