帰る場所 (ページ20)

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二日酔い【JK】ページ20

あ"ぁ〜…頭が痛い。。胸がムカムカする。。

昨日は完全に飲み過ぎた。

重たい身体を引きずってリビングに行くと、ジンヒョンとジミニヒョンがいた。

JK「おはようございます…」

JN「おはようジョングガ！」

JM「おはよ〜、ヒドい顔してるよ。大丈夫？」

そう言ってジミニヒョンは水を持ってきてくれる。

JK「…ありがとうございます」

JN「昨日のこと覚えてる？後でAさんに会ったらちゃんと謝るんだよ！」

え、俺なんかした？

俺の表情を見てジミニヒョンが言う。

JM「やっぱり覚えてないんだね！お前酔っ払ってAさん潰しかけたんだぞ！俺とヒョンだって大変だったんだからねっ」

まだ痛む頭で昨日のことを思い出してみる。

ん…もしかして俺、部屋でもなんかやらかしてる？

朧気な記憶の中、うっすらとAさんの困惑した顔が浮かんでくる。

JN「てかAさんどこ行ったんだろ～」

JM「洗濯してあるから一旦来てはいるみたいですもんね」

ヒョン達の会話を聞きながら内心焦る俺。

ガチャッ

A,HS,YG,TH「ただいま〜」

JN「おかえりー！ってもしかして皆で出かけてたの!?」

HS「そうです〜買い出ししてました！」

JM「いいなぁ〜！」

JN「なんで置いてくの!?声掛けてくれたらいいじゃない!!」

YG「いやヒョン寝てたじゃん。それにそんな大人数で行ったら目立つでしょ」

JN「。。。」

JK「…おかえりなさい」

俺は恐る恐るAさんを見る。

「おはようございます。すみません黙って行っちゃって」

いつも通りだ。少しほっとする。

JK「あの、Aさん…昨日は迷惑かけちゃって、すみませんでした…」

一瞬キョトンとしたAさん。

「あ〜全然大丈夫ですよ！気にしないでください。ご飯食べました？」

JK「あ、いや…二日酔いで今起きたばっかで。。」

「じゃあ食べやすいもの用意しますね」

JM「ジョングガ良かったね！ヌナ俺も！」

JN「俺もー！」

迷惑かけたはずなのにいつもと変わらないAさん。

ふとセジニヒョンを思い出す。

セジニヒョンもいつも変わらなかった。

俺が落ち込んだ時も、迷惑かけた時もいつも笑顔で大丈夫って言ってくれた。

Aさんがスープを出してくれる。

JK「いただきます。…ヌナ」

初めてヌナ呼びをする俺に少し驚いた顔をしたけど、「どうぞ」と言って笑ってくれた。

二日酔いの俺には有難い、優しい味のスープ。

照れ臭くて黙々と食べた。