帰る場所 (ページ18)

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お買い物へGO！ページ18

例の依頼をされてからここ数ヶ月、メンバーと接する機会が格段に増えた。

昨日は皆酔っ払って帰ってきて大変だった。

まぁセジンさんの結婚の報告があったらしいので無理はない。

ジョングクさんには2回も潰されそうになるし、
テヒョンさんは2回とも助けてくれたけど、急に抱き締められ、しばらく離してもらえなかった。

話しかけても答えてくれず、もしかしてジョングクさんみたいに寝たのか？と思って背中をトントンとすると「ごめん…」と言ってそのまま自室に入ってしまった。

酔うと人肌恋しくなるタイプなのかな…？

帰ってきた時は１番酔ってなさそうだったから油断してしまった。

今日宿舎で顔合わせるの気まずいなぁ…

うん、非常に気まずい。

そんなことを考えながら宿舎に入ると、いきなり出くわした。

「…あ、テヒョンさん…お、おはようございます」

寄りによってお前かー！と心の中で叫びながら平常心を装い挨拶する。

TH「ヌナ！おはよう〜！」

おぉ…何事もなかったかのようにいつも通りだ。

覚えてないんだな。少しだけほっとする。

「今日は早いですね。お仕事午後からでしたよね？」

TH「そう。オフ午前中だけだからもったいないと思って！」

「お休みは有意義に使いたいですもんね」

いつもは午後から仕事だと午前中ずっと寝てるタイプなのにと思いながら、今日はそうゆう気分なんだろうなと思うことにした。

でも出来れば今日は寝ていてほしかった…。

話していると昨日のことを思い出してしまうので、テヒョンさんに簡単な朝食を出してから仕事に取り掛かる。

食材のストックを確認して買い物リストを作り、洗濯を済ませていく。

あ、二日酔いの人もいるだろうからスープでも作っておこう。

掃除は寝ているメンバーもいるので後からだな。

そうこうしているうちにユンギさんとホソクさんが起きてきた。

2人とも二日酔いではないと言うのでテヒョンさんと同じ朝食を出す。

　

「私買い出しに行ってきます」

TH「え、俺も行く」

はい？

いつの間にか朝食を食べ終わっていたテヒョンさんは、準備してくると既に部屋に向かい始めている。

いやいやちょっと待てよ！

「いや、あの…テヒョンさん！ちょっと買うだけなんで…」

…聞いちゃいない。

これは(気)まずいと思い、私は咄嗟にまだ眠そうに朝食を食べている2人に

「お2人も一緒にどうですか!?」

と声を掛けていた。