帰る場所2 (ページ30)

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自由人ページ30

「で、なんでベッドで寝てたの！？」

ユンギさんが作ってくれたお粥を平らげて問い詰める。

YG「最初ソファーで寝てたんだけど寝心地悪くて」

「あ〜そうだよね、ソファーって最初はいいんだけどがっつり寝ようとすると寝心地悪いよね…ってそうゆう問題じゃないでしょ！」

YG「いーじゃん別に。減るもんじゃないし」

「いや減ってるよ？私の寝るスペース減ってるよ！？」

そしてそうゆう問題でもないんだけどな…。

「とにかく今後こうゆうのはやめて！男女が同じベッドで寝るなんて…恋人同士でもないのに」

YG「へ〜ヌナ一応俺のこと男として認識してんだ」

「？ユンギさんは男じゃん…え？もしかして…」

混乱する私にユンギさんが首を振る。

YG「いやいいんだ。男で合ってる」

何が言いたいんだろう…。

YG「まぁ気をつけな、男7人と生活共にしてるようなもんだから」

どの口が言ってるんだ！

まぁ寝込みを襲われたわけではないけど…。

「はぁ」

よくわからない感じで返事をする私を見て、ユンギさんが苦笑いをする。

YG「やっぱりわかってないか」

「え？」

YG「いや何でもねぇよ。とにかく、なんか困ったことあったら言って、相談乗るから。何でも話せるのは俺だけだろ？」

なんでそんな自信満々なんだと思いつつも、悔しいけど当たっている。

正直ユンギさんが一番話しやすい。

元々話しやすかったけど、以前辞める辞めないの話になった時に情けない姿を晒したせいで、ユンギさんに対して羞恥心がなくなったからかな。

ピンポーン

「あれ？こんな朝早く…誰だろ？」

YG「あ、やべ。もう来たのかよ」

モニターを見るとジミンさんがいた。

ユンギさんが慌てて帰ろうとする。

いや、今慌てても玄関で鉢合わせするよ？

と思いながらジミンさんに応答する。

「はーい」ピッガチャ

JM「ヌナ〜！体調どう？…ってユンギヒョン！なんで…もしかして泊まったの!?」

驚くジミンさんの脇をすり抜けて、振り向きもせず手を振りながら帰っていくユンギさん。

JM「ちょっと！ヒョン！…行っちゃった…」

いや、これ私が説明しなきゃいけないパターンじゃん！

逃げたなあいつ！

帰るのを黙って見送った自分に腹がたつ。

JM「あ〜ヌナ！寝てないと！うるさくしちゃってゴメンね」

そう言って私の肩を持ってベッドに押しやるジミンさん。

色々と聞きたいことがあるはずなのに聞かないんだろうか…と少し拍子抜けした。