帰る場所2 (ページ22)

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お買い物へGO!2 ページ22

私は今、ワールドワイドハンサムと世界で最もハンサムな顔の人と買い物に来ている。

我ながらすごい状況。

ジンさんはキャップにマスク、テヒョンさんはバケハに眼鏡をして変装。
一応私も帽子に髪を入れてマスクもして変装した。

でもなんと言うか…。

私以外の2人のイケメンオーラが全然隠せていない。

かえって目立ってない？それ。と思うが、本人達は自信満々である。

テヒョンさんの運転で高級デパートにやってきた。

JN「うわー！買い物久しぶり！」
TH「俺服見たいー！」

2人のテンションがめっちゃ上がっている。

そうだよね、買い物にも簡単に出掛けられないもんね。

「じゃあ私は地下の薬局と食料品売場で買い出ししてくるのでごゆっくり…」

JN「何言ってんの！ヌナも一緒に来るんだよ！」

「え!?」

TH「そうだよ！意味ないじゃん！」

私が一緒に見て回ることで何か意味が生まれるのか甚だ疑問だったが、そのまま2人に挟まれて強制的に連れて行かれる。

2人が入るのは当然のようにハイブランドのショップばかり。

あぁ…やっぱり住む世界が違うなぁと2人の後ろで小さくなりながら付いて回る。

JN「ヌナも何か選べば？いつもお世話になってるお礼にプレゼントするよ！」

「いや、結構です！」

TH「え〜なんで？選べばいいじゃん！俺達稼いでるよ！」

でしょうね！それは知ってる！

2人のプレゼントさせて攻撃が止まないので女性ものの棚の方に行き、選んでいる振りをした。

アクセサリーの棚を何となく眺める。

あ、これかわいい。

私好みの、繊細な細工で彩られたイヤリング。

まぁでも普段アクセサリーなんてつけないから使う機会がないんだけど。

なんて思いながら眺めていると

JN「それ気に入った？」

急に声を掛けられてビクッとする。

いつの間にかジンさんがそばに立っていて棚を覗き込んでいた。

「いや、見てただけ！」

そう言ってまだ見ようとしているジンさんを引っ張り、服を選んでいるテヒョンさんのところに合流する。

TH「ヌナ〜！どっちがいいと思う!?迷う〜！」

「う〜ん…私はこっちの方が好きかな」

TH「そうだよね！ありがとう！」

そう言って悩んでた割には即決で会計をお願いするテヒョンさん。

3人で並んでお店のソファに座って待ち、店員さんが提示した金額がチラッと見えた時、プレゼントを断っておいて良かったと心の底から思った。