・ ページ3
ナムジュンさんにお節介を焼きすぎて嫌われてしまったかもしれない。
私はものすごくヘコんでいた。
もちろん表には出さないけど。
でもナムジュンさんの前でいつも通り振る舞えているかは自信がない。
大丈夫だから心配しないでと言われた時、突き放されたように感じた。
あれ以来、ナムジュンさんの目をまともに見れない。
ナムジュンさんはいつも通り接してくれているけど、仕事のサポートで2人になるのが憂鬱だ。
「あ"ぁ〜」
頼まれていた仕事をリビングでやりながら頭を抱える。
HS「ヌナ？大丈夫？」
「ぅわぁ！ホソクさん！びっくりした…」
HS「気付いてなかったんだね…いつものおかえりがなかったから…どうかした？溜息なんて珍しい」
「あ、ううん…なんでもないの。ホソクさんだけ？」
HS「…。そう、今日俺が1番最初に終わったからさ！」
「そうなんだ！あ、ごはん…は、まだ早いね…」
HS「ヌナ！俺の部屋の掃除手伝ってくれない？あ、でもナムジュナの仕事中か…」
「大丈夫！ちょうど気分転換したかったし！」
ホソクさんの部屋の普段できないような家具の裏の掃除や、クローゼットの中の整理を手伝う。
HS「ついでに宿舎の中でやりたいとこない？ヌナがやりづらい場所で俺出来そうな所手伝うよ！」
ホソクさんはキレイ好きだ。
掃除もこうして私がやりづらい作業をよく手伝ってくれる。
「いつもありがとうね」
照明の裏の埃取りをしてくれているホソクさんに声をかける。
HS「それを言うのは俺達の方だよ〜。本当にいつもありがとね！」
「そんな…私家政婦だし。これだって本当は私がやらなきゃいけないことなのに…」
HS「いやいや、お互いできる方がやればいいじゃん！ヌナが大変なことは俺らがやるし、俺らが大変なことはヌナに助けてもらってさ！」
「うん…そうだね。私ももっと皆の助けになれるように頑張る！」
HS「ヌナはもう充分俺らの助けになってるよ」
「あ…そう…だよね…」
HS「ん？どうかした？」
埃を取り終わり、台から降りて私の前に立つホソクさん。
私はナムジュンさんにお節介を焼き過ぎてウザがられているかもしれないことを相談しようか迷った。
HS「やっぱり何かあったんでしょ」
私の迷いを見透かしたようにホソクさんが言う。
HS「俺だってヌナの助けになりたいと思ってるよ。話してくれたら嬉しいな」
「ホソクさん…」
私はホソクさんの厚意に甘えることにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よぞら | 作成日時：2022年1月22日 15時
