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32 「一体」 ページ4
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鬼道side
今は試合前。
そして、予想もしていなかった…
Aがいる。
Aは、バーンとガゼルと話している時に、凄く震えていた。
凄く怯えていた。
あんなAは、見たことがない。
いつも明るいAがあぁなったのは何故だ？
そういえば…
何故Aは、バーン達に敬語を使ったり“様”を付けて呼ぶんだ？
それに、自業自得…？
一体、A達の間で何があったんだ？
A、頼むから教えてくれ…。
円堂「鬼道!
試合、始まるぜ？」
鬼道「ん、あぁ。
分かった。」
円堂「頑張ろうぜ!」
鬼道「あぁ。」
―ﾁﾗｯ
俺はAを見た。
Aは下を向きながら震えていた。
それを見て俺は、
【もしかして、Aはｴｲﾘｱ学園で何かあったのか？】
そう思った。
もし…
もしもそうだとしたら、
俺はAを助けたい―…。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：明日香 | 作成日時：2011年9月27日 22時
