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ドラケン「これ以上遅れたら殴るか」

一虎「ちょっとちょっとストップ!」

俺は息を切らしてアジトに入った。

マイキー「遅ぇよ」

一虎「仕方ないじゃん、歩いてきたから」

場地「バイクで来いよ、それなら間に合ったはずだろ」

一虎「そ、そりゃ…そうだけど」

ドラケン「あとよ…なんで俺と場地が表情に気を付けるだよ!ふざけんな!」

俺は慌ててドラケンの口を手で押さえた。

ドラケンは俺の腕のなかで震えている彼女に視線を写した。

三ツ谷「一虎?」

アジトが一斉に静まり返る。

こんなに心臓が痛くなるのは生まれて初めてだ。

マイキー「まぁ、ケンチンはいつも顔が怖いからね」

マイキーがケラケラと笑い始めた。

場地「それは言えてるな」

一虎「そうそう、だから怖がらなくていいよ」

すると三ツ谷は俺のところに来て彼女の頭を優しく撫でた。

一瞬怯えたように肩を震わせたけど嫌ではなさそうだ。

場地「そういや、コイツの目」

一虎「きれいじゃない?琥珀色だよ」

千冬「珍しい色ですね…」

武道「初めて見た、宝石みたいな色」

一虎「だよな!」

貴方「………」

彼女はやはり自分の瞳の色が嫌らしく目を瞑った。

場地「んな嫌がんなって」

一虎「場地…触っちゃダメだって」

場地「悪い、いつもの癖で」

一虎「ね?皆誉めてくれたでしょ?」

マイキー「どういうこと?」

俺は持ってきていたメモ帳を取り出して昨日のやり取りを見せた。

ドラケン「なんだ?これは」

一虎「俺の問いかけに答えてもらった記録だよ」

三ツ谷「……『えがおはかわいくないから』そんなことねぇと思うけど」

ドラケン「家族にそう言われたって訳か…」

千冬「……可愛いけどね」

彼女は俺にぎゅっと抱きついてなにも言わなかった。

武道「筆談ってことは喋れないってことですか?」

一虎「そのね…声は出るけど……」

マイキー「あまり喋りたくなさそうで書いてもらったってこと?」

一虎「そう」

場地「そういや、このチビ名前は?」

一虎「それが……ないらしくてさ」

俺の答えにまたアジトが静まり返る。

三ツ谷「ないって……」

ドラケン「なんでだよ!」

一虎「いや、わからな…」

ドラケン「普通にあり得ねぇだろ!」

一虎「わからないから仕方ないだろ!」

ドラケン「あるはずだろ!あだ名でも何か!」

一虎「だから…違うんだってば!」

俺はハッとした。

彼女は目に涙をためていて次の瞬間それをこぼし始めた。

三ツ谷が彼女を抱いてあやし始めた。

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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね! ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました!! (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか? (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年4月19日 0時

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