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一虎「またちょっと聞きたいけど…お風呂はどうだった?あれなら怖くない?」
『こわくはない…けど』
そこまで書くとけどの部分だけ消そうとしたのを慌てて止める。
一虎「消さなくていいから、続きかいて?」
『けど、すこしだけおゆがしみた』
一虎「怪我だらけだもんね…好きなことや嫌いなことは?」
『すきなことは…とくにない、きらいなことはあめとかおおきいこえとか』
一虎「なるほどね…俺はさ1つ目標ができたよ!」
彼女に微笑みながらこう続けた。
一虎「キミの笑顔を見れるように怖いものから守ってあげる」
すると彼女は紙にこう書いた。
『わたしのえがおはかわいくないから…むりだとおもう』
こんな可愛い見た目してるから笑ったら可愛いと思うけどな…
そして温まったホットミルクのカップを彼女の前に置く。
一虎「よかったら飲んで?外寒いから温まるよ」
貴方「……」
そうは言っても全然手を出す感じはない。
一虎「もしかしてホットミルク嫌い?」
『ほっとみるくってこれのこと?』
あ、得体の知れない飲み物を出されたと思ってたのか…
予想以上に骨が折れるコミュニケーションの時間だ。
一虎「そう、これがホットミルク…甘くておいしい飲み物だよ」
彼女はしばらく動かなかったけど恐る恐るカップに口をつける。
そして一口飲むとさっきより少しだけ表情が和らいだ。
一虎「おいしいでしょ?」
貴方「はぃ…」
一虎「嫌いじゃないならよかった」
彼女はゆっくりとホットミルクを飲み始めた。
どうやら気に入ってくれたみたいだ。
一虎「さっき電話でね知り合いに協力してもらうことにした…君を守るためにね」
彼女はカップを机において紙にこう書いた。
『いつもでんわはわたしがなきやまないときにははがだれかにしてました…そのあとでんわのあいてがきてわたしを』
一虎「もういいよ…書かなくてもなんとなく想像は付くから」
多分続きには彼女が怪我をしていた真相となることが書かれると俺の本能がそう予想している。
そこでこの子があの雨の中外に飛び出した理由が分かった。
一虎「(母がってことは…家庭に問題があったから家出なのかな?)」
まだこんな幼い子どもにどういう教育をしたらこんなに怯えることになるんだ。
一虎「笑顔が可愛くないって誰が言ったの?」
『ははもちちもあにもいいます…わたしだけめのいろがちがうから』
琥珀色の瞳が少しだけ揺れて静かに伏せられた。
家族から酷い扱いを受けてたんだ…
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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (
レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね！ ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました！！ (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか？ (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
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