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男がナイフを取り出して俺に向かって切りかかる。
一虎「っ!」
すんでのところでかわしたがいきなりのことに彼女から手を離してしまった。
男「これでわかったろ?このチビの側にいれば必ず不幸になる」
一虎「(不幸になる…それは…)」
男「お前は誰ともいられない…だから家を抜け出して死のうとしていた」
貴方「っ!」
一虎「(一緒にいられない…それって…)」
俺は震えている彼女を庇うように抱きしめる。
男「こんな目にあってまだそのチビの側にいるのか?」
一虎「……」
男「ソイツは不幸を呼んで実の家族を壊したこともあるのに抱きしめるのか?お前が今度は不幸になってもいいのか?」
一虎「構わねぇよ…どうなろうと」
俺は絞り出すように言葉を出した。
場地「一虎…」
一虎「どんなに不幸が訪れても…俺はこの子に幸せになってほしい」
男「そいつは一生幸せになんてなれない!そもそも不幸を呼んでるのはその『目』なんだよ!」
一虎「え?」
俺は思わず彼女を抱きしめる力を緩めて彼女の目をもう一度よく見る。
琥珀色だった目が少しだけ赤みを帯び始める。
マイキー「彼女の目が…」
ドラケン「色が変わった?」
男「不幸なことが起こる直前にその目の色は変わるんだ」
一虎「……もしかしてずっと怯えていたのは…」
いつ目の色が変わり不幸を呼ぶかわからない。
知らない間に誰かを不幸にしてしまうのではないか…
俺たちの知らないところでそういう苦痛を抱えていたのかもしれない。
一虎「俺は構わないよ…キミはキミなんだから」
貴方「……っ」
一虎「キミが辛いなら俺も半分背負うから…何があっても守るから…目の色なんて関係ない、俺はキミのその目に心を掴まれてるから」
男「話す時間が無駄だったか」
俺は彼女を離すと後ろ手に隠す。
男「やるのか?」
一虎「……あぁ」
そして素手とナイフでの一騎打ちが始まった。
三ツ谷「一虎が不利すぎる…加勢したほうが」
マイキー「一虎が決めたことだ…今はまだ見ていよう」
俺は草に足をとられてバランスを崩し男はそれを見逃さず俺の肩口を切る。
一虎「ぐあぁあぁ!」
貴方「……ぁ」
俺が痛みに膝をつくと男はその場で不敵な笑みを浮かべ口を開いた。
男「わかっただろ…不幸を呼ばないようにしていてもその目が機能している限り不幸は訪れ続ける」
貴方「…ぃゃ」
耳をふさいで目を固く閉じるAちゃん。
男「お前を生かしてるのは『目』を奪うためにだったんだよ…今日丁度な」
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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (
レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね！ ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました！！ (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか？ (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
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